「うちの子、そろそろはいはいする時期かな?」「周りの子はもう歩き始めているのに…」赤ちゃんの成長は、嬉しい反面、他の子と比べてしまい不安や焦りを感じることもありますよね。
赤ちゃんの成長スピードは一人ひとり違います。大切なのは、平均的な時期を知りつつも、目の前にいるわが子のペースを尊重し、その子らしい成長を温かく見守ることです。
この記事では、はいはいから一人歩きまでの、赤ちゃんの代表的な成長ステップの目安や特徴、そして親としてできるサポートについて解説します。赤ちゃんの成長過程を理解することで、日々の育児がもっと楽しく、心穏やかなものになるはずです。
目次
- 1. 赤ちゃんがはいはいを始めるのはいつ?成長の第一歩
- 2. つかまり立ちはいつから?次の成長ステップ
- 3. 伝い歩きはいつから始まる?歩く準備段階
- 4. 赤ちゃんが一人歩きを始めるのはいつ?
- 5. 赤ちゃんの成長過程を楽しみながらサポートする方法
1. 赤ちゃんがはいはいを始めるのはいつ?成長の第一歩
はいはいは、赤ちゃんが自分の力で移動できるようになる記念すべき第一歩です。一般的に、生後7ヶ月から9ヶ月頃に始める子が多いですが、これもあくまで目安。中にははいはいをせずにつかまり立ちやあんよを始める子もいます。
1-1. はいはいの種類とその発達の意味
「はいはい」と一言で言っても、そのスタイルは様々です。
- ずりばい
- お腹を床につけたまま、手足を使ってほふく前進のように進みます。はいはいの前に見られることが多い動きです。
- 高ばい
- 手のひらと膝を床について、四つん這いの姿勢で進みます。一般的にイメージされるはいはいの形です。
- その他のスタイル
- 片足だけを立てて進む「高ばい」や、お尻を床につけたまま移動する「いざりばい(シャフリングベビー)」など、赤ちゃんは自分で一番効率の良い移動方法を見つけ出します。
どのスタイルであっても、自分の行きたい場所へ移動しようとする意欲の表れであり、全身の筋肉やバランス感覚を養う大切な運動です。
1-2. はいはいを促すために親ができること
赤ちゃんの「動きたい」という気持ちをサポートしてあげましょう。
- 安全なスペースの確保
床に危険なものや誤飲の恐れがあるものを置かないようにし、赤ちゃんが自由に動き回れるスペースを作りましょう。家具の角にコーナーガードをつけたり、コンセントにカバーをしたりする安全対策も重要です。 - 興味を引くおもちゃ
少し先に音の鳴るおもちゃやカラフルなおもちゃを置いて、赤ちゃんの「あそこまで行きたい!」という気持ちを引き出してあげるのも良い方法です。 - パパ・ママがお手本を見せる
パパやママが四つん這いになって見せることで、赤ちゃんが動きを真似しようとすることもあります。一緒に遊びながら、楽しく体を動かす機会を作りましょう。
2. つかまり立ちはいつから?次の成長ステップ
つかまり立ちは、生後8ヶ月から11ヶ月頃に始まることが多いです。ソファやテーブル、人の足など、身の回りのあらゆるものを支えにして自分の体を持ち上げようとします。
2-1. つかまり立ちのメリットと注意点
つかまり立ちを始めると、赤ちゃんの視界はぐっと高くなり、世界が大きく広がります。腕や足の筋肉がさらに鍛えられ、バランス感覚も養われていきます。
一方で、まだバランスを崩しやすく、転倒のリスクも高まります。特に、後ろに倒れて頭を打たないように注意が必要です。
メリット | 注意点 |
---|---|
・視界が広がり、好奇心が刺激される ・腕や足の筋肉が鍛えられる ・一人歩きに向けたバランス感覚が養われる |
・転倒して頭や顔を打つ危険性 ・つかまったものが倒れてくる危険性 ・手の届く範囲が広がり、危険なものに触れる可能性 |
2-2. つかまり立ちをサポートする方法
つかまり立ちを始めたら、まずは安全な環境づくりを徹底しましょう。床にクッション性の高いマットを敷いたり、不安定な家具は固定したりするなどの対策が有効です。
赤ちゃんが立とうとしているときは、無理に手助けせず、自分の力で立てるように見守るのが基本です。もし不安そうな様子であれば、腰のあたりをそっと支えてあげると良いでしょう。
3. 伝い歩きはいつから始まる?歩く準備段階
つかまり立ちに慣れてくると、今度は支えを頼りに横に移動する「伝い歩き」が始まります。生後9ヶ月から12ヶ月頃に見られることが多い、一人歩きへの最終準備段階です。
3-1. 伝い歩きとはどんな動き?
テーブルやソファ、壁などを手で支えながら、カニ歩きのように足を一歩ずつ横に動かして移動します。初めはぎこちなくても、繰り返すうちにスムーズになり、スピードも上がっていきます。家具から家具へと、短い距離を手を伸ばして移動しようとする姿も見られるようになります。
3-2. 伝い歩きから一人歩きへの移行
伝い歩きが上手になると、赤ちゃんは少しずつ自信をつけていきます。
- 両手で支えながら移動する
- 片手で支えながら移動できるようになる
- 一瞬だけ手を離して立ってみる
- 支えなしで1〜2歩、歩いてみる
このように、赤ちゃんは自分のペースで着実にステップアップしていきます。親は焦らず、その過程を見守りましょう。
4. 赤ちゃんが一人歩きを始めるのはいつ?
記念すべき「最初の一歩」は、多くの親にとって感動的な瞬間です。一人歩きを始める時期は個人差が非常に大きく、早い子では生後10ヶ月頃、一般的には1歳から1歳半頃に歩き始める子が多いです。
4-1. 一人歩きへの準備と注意点
歩き始めたら、室内でも安全に歩けるように環境を整えることが大切です。また、外で歩く練習をする際には、ファーストシューズを用意しましょう。赤ちゃんの足の発達を妨げないよう、足に合ったサイズで、柔らかく、足首をしっかりサポートできる靴を選ぶことが重要です。
4-2. 赤ちゃんが歩き始める瞬間の喜びと見守り方
初めての一歩を踏み出したときは、たくさん褒めてその喜びを分かち合いましょう。歩き始めは何度も転びますが、それも大切な学習の過程です。すぐに駆け寄って助けるのではなく、自分で起き上がろうとする力を見守ることも、赤ちゃんの自立心を育む上で重要になります。
5. 赤ちゃんの成長過程を楽しみながらサポートする方法
5-1. 親として知っておきたいポイント
赤ちゃんの運動発達の道のりは、一直線ではありません。時には伝い歩きをしていたのに、はいはいに戻ってしまうこともあります。それは赤ちゃんが、より安全で確実な方法を選んでいるだけ。後退しているわけではないので、心配しすぎる必要はありません。
- 焦らない、比べない
成長のペースは十人十色。わが子のペースを信じて見守りましょう。 - 安全な環境を整える
赤ちゃんの行動範囲が広がるにつれて、家の中の安全対策を見直しましょう。 - できたことを一緒に喜ぶ
小さな「できた!」をたくさん見つけて、笑顔で褒めてあげることが、赤ちゃんの挑戦する意欲に繋がります。
5-2. 保育園選びで発達段階をサポート
職場復帰などを考え、そろそろ保育園を探し始める方も多いでしょう。赤ちゃんの目覚ましい成長を、家庭だけでなく日中過ごす保育園でもしっかりサポートしてもらえたら心強いですよね。
0歳児クラスのある保育園では、赤ちゃんの個々の発達段階に合わせた関わり方が求められます。保育園を見学する際には、次のようなポイントを確認してみるのがおすすめです。
- 環境
はいはいや伝い歩きをしても安全なように、床に余計なものがなく、広々としたスペースが確保されているか。 - 保育士の関わり方
保育士が赤ちゃんの目線に合わせて話しかけたり、一人ひとりの「やってみたい」という気持ちに寄り添ったりしているか。 - 遊び
月齢に合わせたおもちゃが用意され、発達を促すような遊びが取り入れられているか。 - 食事
離乳食の進み具合など、個別の状況に柔軟に対応してくれるか。
たくさんの保育園の情報を集め、比較検討するのは時間も労力もかかり大変です。しかし、わが子が安心して過ごし、健やかに成長できる環境を見つけることは、何より大切です。
ぜひ、お子さんにぴったりの環境を見つけて、その子らしい成長を応援してあげてください。
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保活アドバイザーのもっちゃんです。小3の娘と年少の息子を育てる2児の母。保育園の転園を経験し、実体験をもとに保活&子育て情報を発信中。癒しは愛猫とのまったり時間です。