【1歳児向け】手づかみ食べしない原因は?先輩ママが教える簡単メニューと汚れ対策完全ガイド

【1歳児向け】手づかみ食べしない原因は?先輩ママが教える簡単メニューと汚れ対策完全ガイド

【1歳児向け】手づかみ食べしない原因は?先輩ママが教える簡単メニューと汚れ対策完全ガイド

「うちの子、どうして手づかみ食べしないんだろう…」「せっかく作ったのに食べてくれない…」1歳前後のお子さんを持つママ・パパは、食事の悩みが多いですよね。周りの子と比べて焦ったり、毎日の食べこぼしの片付けに疲れてしまったりすることもあるかもしれません。でも、大丈夫です。焦る必要はありません。
手づかみ食べをしないのには、お子さんなりの理由があります。

この記事では、手づかみ食べをしない原因から、親子で楽しく試せる具体的な進め方、栄養満点の簡単レシピ、そしてママ・パパの負担を軽くする食べこぼし対策まで、徹底的に解説します。
この記事を読み終える頃には、お子さんの食事に対する不安が軽くなり、前向きな気持ちで向き合えるようになっているはずです。

目次

1. そもそも手づかみ食べはいつから?なぜ必要なの?

「手づかみ食べ」は、赤ちゃんの成長過程でとても大切なステップです。まずは、いつから始めて、なぜ必要なのかを正しく理解しましょう。

1. 手づかみ食べはいつから始めるのが一般的?

手づかみ食べを始める時期の目安は、生後9ヶ月〜11ヶ月頃です。
この頃になると、お座りが安定し、食べ物に自分で手を伸ばすようになります。しかし、これはあくまで目安です。赤ちゃんの成長には個人差があるため、お子さんのペースに合わせて始めることが何よりも大切です。焦らず、お子さんの「食べたい!」というサインを見逃さないようにしましょう。

2. 手づかみ食べの3つのメリット|発達に重要な役割

手づかみ食べは、ただ食事をするだけでなく、子どもの心と体の発達に欠かせない重要な役割を担っています。主なメリットは以下の3つです。

食べる意欲が育つ
自分で食べ物を選び、口に運ぶという経験は、「自分で食べられた!」という達成感に繋がります。この成功体験が、食べる意欲や食事への興味を育むのです。食べさせてもらうのを待つだけでなく、主体的に食事に関わることで、食べることが楽しいと感じるようになります。
目・手・口の協調運動が発達する
手づかみ食べは、目で食べ物の位置や形を確認し、手で掴み、力加減を調節しながら口まで運ぶという、非常に複雑な動きを伴います。この一連の動作を繰り返すことで、目と手と口の協調運動(協応動作)が養われます。この能力は、将来スプーンやフォーク、お箸を上手に使うための土台となります。
食べ物の固さや温度を学ぶ
手で直接触れることで、食べ物の固さや柔らかさ、温かさや冷たさなどを肌で感じ取ることができます。これは、スプーンでは得られない貴重な情報です。様々な食材に触れることで、五感が刺激され、食べ物への理解が深まります。

2. 【うちの子はどれ?】1歳の子が手づかみ食べをしない5つの原因

お子さんが手づかみ食べをしないのには、必ず理由があります。叱ったり無理強いしたりする前に、まずはその原因を探ってみましょう。

1. 原因1:食材の感触が苦手(感覚過敏)

赤ちゃんによっては、特定の感触に敏感な子がいます。特に、ご飯のベタベタした感触や、果物のドロドロした感触が苦手で、手を汚すことを嫌がる場合があります。これはわがままではなく、その子の個性や発達の特性の一つです。

2. 原因2:お腹が空いていない

食事の時間になっても、そもそもお腹が空いていなければ、食べる意欲は湧きません。食事の前に母乳やミルク、おやつをあげすぎていたり、活動量が少なくエネルギーを消費していなかったりすると、食事が進まない原因になります。

3. 原因3:スプーンで食べさせてもらう方が楽

これまでママやパパにスプーンで食べさせてもらうことに慣れていると、自分で食べることを「面倒くさい」と感じてしまうことがあります。口を開けていれば食事が運ばれてくる快適な状況に慣れてしまい、自分で食べる必要性を感じていないのかもしれません。

4. 原因4:遊び食べに夢中になっている

1歳頃は好奇心が旺盛で、食べ物がおもちゃに見えてしまうこともあります。お皿から食材を出したり、投げたり、握りつぶしたりすること自体が楽しく、「食べる」ことよりも「遊ぶ」ことに意識が向いている状態です。

5. 原因5:体調が悪い・口の中に痛みがある

風邪気味で食欲がなかったり、歯が生えかけで歯茎がむず痒かったり、口内炎ができていたりと、体調不良や口の中のトラブルが原因で食べたがらないことも考えられます。普段と様子が違う場合は、まず体調をチェックしてあげましょう。

3. 手づかみ食べしない子への対処法|焦らず始める5ステップ

原因がわかったら、次はいよいよ実践です。ここでは、焦らずに始められる5つのステップをご紹介します。大切なのは、お子さんのペースに合わせて、一つずつ試していくことです。

1. STEP1:まずは大人が美味しそうに手で食べて見せる

子どもは大人の真似をするのが大好きです。ママやパパが同じメニューを手で掴み、「おいしいね!」と笑顔で食べて見せてあげましょう。「こうやって食べるんだよ」とお手本を示すことで、子どもも安心して真似しやすくなります。

2. STEP2:ベタベタしない食材から試してみる

手を汚すのが苦手な子には、ベタつきの少ない食材から始めるのがおすすめです。

  • 小さく切った食パン
  • ボーロなどのお菓子
  • 水分の少ないおやき
  • 柔らかく茹でた野菜スティック(にんじん、大根、ブロッコリーの芯など)

まずはこれらの食材で「手で掴む」ことに慣れることから始めましょう。

3. STEP3:一口サイズにカットして、お皿に少量ずつのせる

お皿にたくさん盛られていると、子どもは何から手をつけていいか分からず、遊んでしまう原因になります。まずは赤ちゃんの一口サイズにカットしたものを2〜3個だけお皿にのせてみましょう。完食できたら「全部食べられたね!」と思いっきり褒めて、次を追加してあげるのがポイントです。

4. STEP4:食事の時間を決め、生活リズムを整える

毎日なるべく同じ時間に食事をすることで、生活リズムが整い、お腹が空くタイミングも安定してきます。食事の前には公園で遊んだり、室内で体を動かしたりして、ほどよくお腹が空くように促してあげるのも効果的です。また、食事の時間は30分などと区切りをつけ、だらだら食べ続けないようにしましょう。

5. STEP5:少しでもできたら思いっきり褒める

たとえ一口でも、自分で食べ物に手を伸ばせたら、「すごいね!」「上手だね!」と具体的に褒めてあげましょう。ママやパパが喜んでくれると、子どもは「もっとやってみよう!」という気持ちになります。ポジティブな声かけが、子どもの自信とやる気を引き出します。

4. 手づかみ食べしない子も夢中になる簡単レシピ5選

ここでは、、手づかみ食べにぴったりの簡単レシピをご紹介します。栄養バランスも考えつつ、子どもが食べやすい工夫を凝らしました。

1. 【おにぎり】ご飯がくっつかない!青のりとしらすのミニおにぎり

ベタベタが苦手な子でも食べやすい、手にくっつかないおにぎりです。しらすでカルシウムも補給できます。

材料
  • 軟飯:80g
  • しらす干し:小さじ1
  • 青のり:少々
  • 片栗粉:小さじ1/2
作り方
  1. しらす干しは熱湯をかけて塩抜きし、細かく刻む。
  2. 全ての材料をボウルに入れてよく混ぜ合わせる。
  3. ラップを使って、子どもが持ちやすい小さな俵型に握る。
  4. 耐熱皿にのせ、電子レンジ(600W)で30秒〜1分ほど加熱して片栗粉に火を通す。

2. 【おやき】野菜嫌いでもOK!豆腐と鶏ひき肉のふわふわおやき

豆腐が入っているので、冷めても固くならずふわふわ食感。野菜が苦手な子でも食べやすい人気メニューです。

材料
  • 鶏ひき肉:30g
  • 絹ごし豆腐:50g
  • にんじん、玉ねぎなどお好みの野菜(みじん切り):大さじ2
  • 片栗粉:大さじ1
  • 油:少々
作り方
  1. 豆腐はキッチンペーパーで包み、軽く水切りをする。
  2. 油以外の全ての材料をボウルに入れて、粘りが出るまでよく混ぜる。
  3. フライパンに油を熱し、2をスプーンで落とし入れ、両面をこんがりと焼く。

3. 【野菜スティック】茹でるだけで簡単!にんじんと大根のコンソメスティック

持ちやすくて食べやすい野菜スティックは、手づかみ食べの定番。ほんのりコンソメ味で野菜の甘みが引き立ちます。

材料
  • にんじん、大根など:各30g
  • 水:200ml
  • ベビー用コンソメ:少々
作り方
  1. 野菜は皮をむき、子どもが持ちやすい長さ5cm、太さ1cm程度のスティック状に切る。
  2. 鍋に野菜、水、コンソメを入れて火にかけ、野菜が指で潰せるくらい柔らかくなるまで煮る。

4. 【パン】食パンでアレンジ!きな粉とバナナのフレンチトーストスティック

栄養満点のきな粉とバナナを使った、朝食やおやつにぴったりのメニュー。卵アレルギーが心配な場合は、牛乳や豆乳だけでも作れます。

材料
  • サンドイッチ用食パン:1枚
  • 溶き卵:1/2個分(または牛乳大さじ2)
  • バナナ:1/4本
  • きな粉:小さじ1
  • バターまたは油:少々
作り方
  1. バナナはフォークで潰し、溶き卵、きな粉と混ぜ合わせる。
  2. 食パンを4等分のスティック状に切り、1の卵液に浸す。
  3. フライパンにバターを熱し、2を並べ入れ、両面を弱火でじっくり焼く。

5. 【おかず】お弁当にも!鶏ささみとブロッコリーのチーズ焼き

タンパク質とビタミンが同時に摂れる栄養満点おかず。チーズの塩気で食が進みます。冷凍保存も可能です。

材料
  • 鶏ささみ:1本
  • ブロッコリー(穂先):20g
  • ピザ用チーズ:大さじ1
  • 片栗粉:小さじ1
作り方
  1. 鶏ささみは筋を取り、茹でて細かくほぐす。
  2. ブロッコリーは柔らかく茹でて、細かく刻む。
  3. 全ての材料を混ぜ合わせ、アルミカップやシリコンカップに入れる。
  4. オーブントースターでチーズに焼き色がつくまで5分ほど焼く。

5. もうイライラしない!離乳食の食べこぼし&汚れ対策

手づかみ食べとセットでやってくるのが「食べこぼし」。毎日の片付けは本当に大変ですよね。でも、少しの工夫でママ・パパの負担はぐっと軽くなります。

1. 【事前準備編】汚れても良い環境を作る便利グッズ

「汚されても大丈夫」と思える環境を先に作ってしまうのが、イライラしない一番のコツです。

床に新聞紙やレジャーシートを敷く
椅子の下にレジャーシートや新聞紙を敷いておけば、食後に丸めて捨てるだけ。床掃除の手間が大幅に省けます。汚れてもサッと拭ける防水タイプがおすすめです。
袖までカバーできる長袖エプロンを使う
服の袖口の汚れは、意外と手強いもの。袖までしっかりカバーできる長袖タイプや、シリコン製でポケットが大きいエプロンなら、服の汚れを気にせず食事に集中できます。
吸盤付きのひっくり返らないお皿を活用する
好奇心旺盛な赤ちゃんは、お皿をひっくり返してしまいがちです。テーブルにしっかり固定できる吸盤付きのお皿を使えば、その心配も減り、片付けのストレスを軽減できます。

2. 【片付け編】時短で楽になるお掃除のコツ

汚れてしまった後の片付けも、手順を決めておくとスムーズです。

まずは固形物を取り除く
床に落ちたご飯粒や野菜くずなど、まずは大きな固形物をティッシュなどで拾い集めます。
ウェットティッシュや濡れ布巾で拭き取る
次に、ウェットティッシュや固く絞った濡れ布巾で、床やテーブルの汚れを拭き取ります。食べこぼし用のクリーナーシートも便利です。
仕上げに除菌スプレーを使う
最後に、赤ちゃんにも安全なアルコールスプレーや除菌スプレーを吹きかけて拭き上げれば、衛生的にも安心です。

6. それでも手づかみ食べをしない…そんな時の考え方と相談先

色々な対策を試しても、なかなか手づかみ食べをしてくれないこともあります。そんな時は、少し肩の力を抜いてみましょう。

1. 無理強いは逆効果!今はそういう時期と割り切ることも大切

手づかみ食べをしないからといって、発達が遅れているわけではありません。子どもの成長には個人差があり、その子なりのペースがあります。無理強いすると、食事が嫌いになってしまう可能性も。
「今はスプーンで食べたい時期なんだな」と割り切り、また日を改めて試してみるくらいの気持ちでいることが大切です。

2. 保育園入園が心配なママ・パパへ|園での食事について

「入園までに手づかみ食べができないと、保育園で困るのでは…」と心配になるかもしれません。でも、安心してください。保育園の先生方は子どもの発達のプロです。その子のペースに合わせて、上手に食事をサポートしてくれます。また、周りのお友達が食べているのを見て、刺激を受けて急に食べるようになる子もたくさんいます。

3. 心配な時は専門家に相談しよう|かかりつけ医や地域の子育て支援センター

どうしても心配なことや、体重が増えないなどの不安がある場合は、一人で抱え込まずに専門家に相談しましょう。

  • かかりつけの小児科医
  • 地域の保健センターの保健師や栄養士
  • 子育て支援センターのスタッフ

専門家からのアドバイスで、気持ちが楽になったり、新たな解決策が見つかったりすることもあります。

7. 【まとめ】手づかみ食べは焦らず子供のペースで進めよう

今回は、1歳の子どもが手づかみ食べをしない原因と、その対策について詳しく解説しました。

  • 手づかみ食べは、子どもの発達にとって重要なステップ
  • しない原因は、感触が苦手、お腹が空いていないなど様々
  • 対策は、大人が手本を見せたり、ベタつかない食材から試したりするのが有効
  • 食べこぼし対策で、親のストレスを軽減することも大切
  • 一番大切なのは、焦らず子どものペースに合わせ、食事の時間を楽しむこと

手づかみ食べは、いつか必ずできるようになります。今は親子で食事の時間を楽しむことを第一に考え、お子さんの「食べたい」気持ちを温かく見守ってあげてくださいね。

8. 保育園の食事方針が気になるなら「エンクル」で園探しを始めよう

手づかみ食べの進め方や食事への考え方は、保育園によって様々です。アレルギー対応や離乳食の進め方など、入園前にしっかり確認しておきたいですよね。
「でも、たくさんの保育園の情報を一つひとつ調べるのは大変…」
そんなママ・パパにおすすめなのが、保育園検索・比較サイトエンクルです。

STEP1 園を探す
お住まいの地域や「給食あり」「延長保育の有無」などの条件に合わせて保育園を簡単に検索できます。
STEP2 園を比較する
気になる園をお気に入り登録すれば、保育方針や時間などの情報を一覧で簡単に比較検討できます。
STEP3 園を見学予約する
条件に合う園が見つかったら、サイトの園ページから見学予約の手続きが可能です。
STEP4 園を見学する
見学時に食事について質問した内容を、サイト上の「見学日記」に記録できます。
STEP5 比較・共有する
記録した「見学日記」は後から見返したり、専用リンクで家族にシェアして相談するのにも便利です。

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