離乳食が1日2回になり、少し慣れてきた頃。「次は3回食だけど、いつから始めればいいの?」「毎日3回もごはんの準備ができるかな…」と、次のステップへの期待と同時に、不安や疑問を感じていませんか?
この記事では、2回食から3回食へスムーズに移行するための開始時期のサイン、具体的なタイムスケジュール、量の目安、そして先輩ママ・パパが実践する負担を軽くするコツまで、分かりやすく解説します。保育園入園を見据えた準備もこの記事一本でわかりますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
目次
- 1. まずは確認!離乳食の2回食はいつから?進め方の基本
- 2. 3回食はいつから?移行を進めるべき3つのサイン
- 3. 【見本】離乳食3回食のタイムスケジュールと量の目安
- 4. 3回食は大変?先輩ママ・パパ直伝の乗り切り術
- 5. 栄養バランスを整える!3回食のおすすめ食材と簡単レシピ
- 6. 【保活中の方必見】保育園の離乳食と合わせるポイント
- 7. 離乳食の3回食に関するQ&A
- 8. まとめ:赤ちゃんのペースで3回食を進め、食事の時間を楽しもう
- 9. 保育園の離乳食対応が気になるなら「エンクル」で検索・比較!
1. まずは確認!離乳食の2回食はいつから?進め方の基本
3回食の話をする前に、まずは現在のステップである2回食についておさらいしておきましょう。基本をしっかり押さえることが、次のステップへスムーズに進むための土台になります。
1-1. 2回食を始める時期の目安は?(生後7〜8ヶ月ごろ)
離乳食の2回食を始めるのは、一般的に生後7〜8ヶ月ごろ(離乳食中期・もぐもぐ期)が目安です。
- 1回食を始めて1ヶ月以上が経過した
- 豆腐くらいの固さのものを舌と上あごでつぶせるようになった
- 離乳食のリズムに慣れてきた
これらの様子が見られたら、2回食に進むサインです。赤ちゃんの成長には個人差があるので、月齢はあくまで目安として、お子さんのペースに合わせて進めてあげましょう。
1-2. 2回食のタイムスケジュール例
2回食に進むと、食事のリズムを整えることが大切になります。なるべく毎日決まった時間に食べさせて、生活リズムを作っていきましょう。
時間 | 内容 | ポイント |
---|---|---|
7:00 | 起床・授乳orミルク | |
10:00 | 離乳食① + 授乳orミルク | 1回目の食事。午前中の機嫌が良い時間がおすすめ。 |
14:00 | 授乳orミルク | |
18:00 | 離乳食② + 授乳orミルク | 2回目の食事。1回目から4時間以上あけるのが理想。 |
20:00 | お風呂 | |
21:00 | 授乳orミルク・就寝 |
1-3. 1回あたりの量の目安(厚生労働省のガイドラインを参考に)
離乳食中期(生後7〜8ヶ月)の1回あたりの食事量の目安は以下の通りです。
- 炭水化物
- 全がゆ50~80g
- ビタミン・ミネラル
- 野菜・果物 20~30g
- たんぱく質
- 魚・肉なら10~15g、豆腐なら30~40g、卵なら卵黄1個~全卵1/3個、乳製品なら50~70g
※出典:厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」
これもあくまで目安です。赤ちゃんの食欲や体調に合わせて調整してあげてくださいね。
2. 3回食はいつから?移行を進めるべき3つのサイン
では、いよいよ本題の「三回食はいつから?」についてです。一般的には生後9ヶ月ごろ(離乳食後期・かみかみ期)から始めるのが目安ですが、月齢だけでなく、以下の3つのサインがお子さんに見られるかを確認することが大切です。
2-1. サイン1:2回食をぺろりと食べるようになった
一番わかりやすいサインは、毎回の2回食を安定して食べられるようになることです。量が少し増えてもぺろりと完食し、もっと食べたそうにしている様子が見られたら、3回食に進む準備が整ってきた証拠です。
2-2. サイン2:生活リズムが整ってきた
朝起きる時間、お昼寝の時間、夜寝る時間など、1日の生活リズムが安定してきたことも大切なサインです。食事の時間が決まってくると、赤ちゃんもお腹が空くリズムができてきて、3回食を受け入れやすくなります。
2-3. サイン3:もぐもぐ・ごっくんが上手になった
食べ物を口に入れて、歯ぐきでしっかりともぐもぐし、上手に飲み込めるようになっているかも確認しましょう。スプーンを口に運ぶと、自分から口を開けて意欲的に食べようとする姿勢が見られるのも、ステップアップの良いタイミングです。
3. 【見本】離乳食3回食のタイムスケジュールと量の目安
3回食を始める準備が整ったら、具体的な進め方を見ていきましょう。ここでは、タイムスケジュールと食事量の目安を解説します。
3-1. 3回食の基本的なタイムスケジュール例(朝・昼・夕)
3回食になると、大人の食事の時間に近づいてきます。家族と一緒に食事の時間を楽しめるように、リズムを整えていきましょう。
時間 | 内容 | ポイント |
---|---|---|
7:00 | 起床 | |
7:30 | 離乳食① + 授乳orミルク | 朝食。家族と一緒に「おはよう」の挨拶から始められると良いですね。 |
10:00 | 授乳orミルク(必要に応じて) | |
12:30 | 離乳食② + 授乳orミルク | 昼食。活動時間に合わせてしっかり食べましょう。 |
15:30 | 授乳orミルク(おやつ) | |
18:30 | 離乳食③ + 授乳orミルク | 夕食。寝る直前だと消化に負担がかかるので、就寝2〜3時間前には済ませましょう。 |
20:00 | お風呂 | |
21:00 | 授乳orミルク(必要に応じて)・就寝 |
3-2. 1回あたりの食事量の目安(食材グループ別に表で解説)
離乳食後期(生後9〜11ヶ月)の1回あたりの食事量の目安です。栄養バランスを意識して、主食・主菜・副菜を揃えるようにしましょう。
食材グループ | 1回あたりの目安量 | 食材の例 |
---|---|---|
主食(炭水化物) | 全がゆ90g または 軟飯80g | 5倍がゆ、軟飯、食パン、うどん |
主菜(たんぱく質) | 魚・肉 15g / 豆腐 45g / 全卵 1/2個 / 乳製品 80g | 鶏ささみ、赤身魚、鮭、豆腐、納豆、ヨーグルト |
副菜(ビタミン・ミネラル) | 野菜・果物 30~40g | にんじん、かぼちゃ、ブロッコリー、ほうれん草 |
※出典:厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」
3-3. 食材の硬さと大きさの目安は「バナナくらい」
食材の硬さの目安は、指でつまんで軽く力を入れるとつぶれる「バナナくらい」です。大きさは5mm〜8mm角くらいを目安に、赤ちゃんの口の発達に合わせて調整してあげましょう。手づかみ食べが始まる時期でもあるので、スティック状にするなど工夫するのもおすすめです。
3-4. 離乳食と授乳・ミルクのバランスは?
3回食になると、栄養のメインは離乳食へと移行していきますが、まだまだ母乳やミルクからの栄養も大切です。
- 授乳の場合:食後に欲しがるだけ与え、それ以外に授乳のリズムに沿って与えます。
- ミルクの場合:1日2回程度、食後に与えるのが目安です。
赤ちゃんの食欲や離乳食の進み具合によって個人差が大きいので、体重の増え方を見ながら柔軟に対応しましょう。
4. 3回食は大変?先輩ママ・パパ直伝の乗り切り術
「1日3回も作るのは大変…」と感じるのは、みんな同じです。私自身もそうでした。でも、少しの工夫で負担はぐっと軽くなります。ここでは、多くのママ・パパが実践している乗り切り術を3つご紹介します。
4-1. 週末に「冷凍ストック」をフル活用する
時間のある週末に、おかゆや野菜ペースト、だし、刻んだ肉や魚などをまとめて調理し、製氷皿や小分け容器で冷凍ストックしておきましょう。平日はそれをレンジで温めて組み合わせるだけなので、調理時間が大幅に短縮できます。
4-2. ベビーフード・市販品に頼る日は「お休みデー」と割り切る
毎日すべて手作りでなくても大丈夫です。疲れた日や時間がない日は、ベビーフードや市販のパン、ヨーグルトなどを上手に活用しましょう。「今日はママのお休みデー」と割り切ることで、気持ちも楽になりますよ。最近のベビーフードは種類も豊富で栄養バランスも考えられているので、安心して使えます。
4-3. 大人の食事からの「取り分け」で時短する
味噌汁や煮物など、大人の食事を作る過程で、味付け前に赤ちゃんの分を取り分けるのも賢い方法です。食材を別に茹でたり刻んだりする手間が省けます。だしを効かせた薄味を基本にすれば、大人も健康的な食事ができて一石二鳥です。
5. 栄養バランスを整える!3回食のおすすめ食材と簡単レシピ
管理栄養士として、この時期に特に意識してほしい栄養のポイントと、おすすめの食材をご紹介します。
5-1. 主食(炭水化物)のおすすめ
エネルギー源になる大切な栄養素です。
- 軟飯:5倍がゆから少しずつ水分を減らして慣らしていきましょう。
- 食パン:耳を取り除き、軽くトーストしたりミルクに浸したり。
- うどん:柔らかく茹でて短く刻みます。
5-2. 主菜(たんぱく質)のおすすめ
体を作る基本の栄養素。特に鉄分が不足しがちな時期なので、意識して取り入れましょう。
- 鶏ささみ・鶏むね肉:高たんぱくで脂肪が少ないのでおすすめです。
- 赤身魚(まぐろ・かつお):鉄分が豊富です。
- 鮭:身がほぐしやすく、DHAも含まれます。
- 豆腐・納豆:植物性たんぱく質もバランス良く。
5-3. 副菜(ビタミン・ミネラル)のおすすめ
体の調子を整えます。彩りを意識すると、自然と色々な種類の野菜が摂れます。
- 緑黄色野菜(にんじん、かぼちゃ、ほうれん草、ブロッコリー):ビタミンが豊富。
- 淡色野菜(大根、かぶ、キャベツ):食物繊維も摂れます。
5-4. 手づかみ食べにも!簡単レシピ3選
1. 鉄分たっぷり!鶏レバーと野菜のミニおやき
鶏レバーペーストと、細かく刻んで茹でたにんじん・ほうれん草、そして軟飯を混ぜて、フライパンで焼くだけ。手づかみしやすく、冷凍ストックも可能です。
2. 彩り野菜のスティックトースト
食パンの耳を落として4等分し、かぼちゃペーストやほうれん草ペーストを塗って軽くトーストします。見た目も可愛く、赤ちゃんも喜んで持ってくれます。
3. 豆腐とひじきのミニハンバーグ
水切りした豆腐、戻して刻んだひじき、鶏ひき肉、片栗粉を混ぜて小判形にし、フライパンで両面を焼きます。豆腐でふわふわ食感になり、ひじきで鉄分と食物繊維が補えます。
6. 【保活中の方必見】保育園の離乳食と合わせるポイント
3回食に進む頃は、保育園入園を考え始める時期でもありますよね。入園後の生活をスムーズにするために、今からできる準備についてお伝えします。
6-1. 保育園の給食時間に合わせて生活リズムを整えよう
多くの保育園では、11時半〜12時ごろに給食の時間が設定されています。入園してから慌てないように、少しずつお昼の離乳食の時間をその時間帯に近づけておくと、赤ちゃんもスムーズに園の生活に慣れることができます。
6-2. 園見学で確認したい離乳食に関する質問リスト
園見学は、保育の様子を見るだけでなく、食事について確認する絶好の機会です。以下のリストを参考に、気になることを質問してみましょう。
- [ ] 離乳食は園で手作りですか?ベビーフードの対応はありますか?
- [ ] 離乳食の進め方(固さや大きさ)は、家庭の状況に合わせて個別に対応してもらえますか?
- [ ] 献立表はもらえますか?
- [ ] アレルギーがある場合、どのような対応(除去食など)をしてもらえますか?
- [ ] 哺乳瓶や食器、エプロンは持参する必要がありますか?
6-3. アレルギー対応について事前に伝えておくこと
もしお子さんに食物アレルギーがある、またはその疑いがある場合は、必ず入園前に園に正確に伝えましょう。医師の診断書や指示書が必要になる場合がほとんどです。命に関わることなので、ささいなことでもしっかり情報共有することが大切です。
7. 離乳食の3回食に関するQ&A
ここでは、3回食に関してよく寄せられる質問にお答えします。
7-1. Q. 食べムラや遊び食べがひどい時はどうすればいい?
A. 成長の過程でよくあることです。 まずは「お腹が空いているか」を確認し、食事の時間を決め、だらだら食べさせないようにしましょう。集中力が続くのは15〜20分が限界です。ある程度で切り上げ、「ごちそうさま」をするメリハリも大切です。手づかみメニューを取り入れるなど、食事が楽しい時間になる工夫も試してみてください。
7-2. Q. 3回食にしたら便秘や下痢になった。大丈夫?
A. 食事の内容や量が変わることで、うんちの状態も変化しやすいです。 便秘気味の時は、水分をしっかり摂らせ、さつまいもやかぼちゃ、ヨーグルトなど食物繊維が豊富な食材を取り入れてみましょう。下痢の時は、消化の良いおかゆやうどんなどを中心に、一度に与える量を減らして様子を見てください。症状が続く場合や、機嫌が悪くぐったりしている場合は、かかりつけの小児科に相談しましょう。
7-3. Q. 旅行や帰省の時はどうする?
A. 無理せずベビーフードを積極的に活用しましょう。 使い慣れたスプーンやエプロン、ウェットティッシュなども忘れずに。常温でそのまま食べられるパウチタイプや、お弁当タイプのベビーフードが便利です。環境が変わると食欲が落ちる子もいるので、食べなくても焦らず、水分補給を第一に考えてください。
8. まとめ:赤ちゃんのペースで3回食を進め、食事の時間を楽しもう
離乳食の3回食は、生後9ヶ月ごろを目安に、赤ちゃんからのサインを見逃さずに始めることが大切です。タイムスケジュールや量の目安はありますが、何よりも大切なのは赤ちゃんのペースに合わせて、親子で食事の時間を楽しむことです。
毎日完璧な手作りごはんを目指さなくても大丈夫。冷凍ストックやベビーフードも上手に活用しながら、ママ・パパの負担を減らし、笑顔で食卓を囲んでくださいね。この記事が、あなたの離乳食ライフの不安を少しでも軽くするお手伝いができれば嬉しいです。
9. 保育園の離乳食対応が気になるなら「エンクル」で検索・比較!
離乳食が進み、いよいよ保育園探しを本格化させたいと考えている方も多いのではないでしょうか。特に、離乳食やアレルギーへの対応は、園選びの重要なポイントになりますよね。
9-1. 保育園探しは情報収集がカギ
「近所にはどんな園があるの?」「離乳食の対応はどうなってる?」など、たくさんの情報を集めて比較検討するのは、育児をしながらだと本当に大変です。
9-2. 「エンクル」なら園探しから見学予約までスマホで完結
そんな忙しいママ・パパにおすすめなのが、保育園検索サイト「エンクル」です。
お住まいの地域や希望の条件で園を簡単に検索でき、各園の詳細情報もチェックできます。気になる園が見つかったら、サイトからそのまま見学予約も可能です。
9-3. 見学時に便利な「見学日記」で比較検討もラクラク
「エンクル」には、見学した内容を記録できる「見学日記」という便利な機能もあります。この記事で紹介した「離乳食に関する質問リスト」の答えをその場でメモしておけば、後から複数の園を比較検討する際にとても役立ちます。
保活は情報戦です。「エンクル」を活用して、お子さんにぴったりの園を見つけてくださいね。
理想の保育園・幼稚園探しなら「エンクル」 検索して地図上で空き情報を一括比較!口コミや見学予約機能も。登録した希望条件でオファーも届く!
保育園探しはプロにお任せ!希望の園探しをトコトンお手伝いします!

保活アドバイザーのもっちゃんです。小3の娘と年少の息子を育てる2児の母。保育園の転園を経験し、実体験をもとに保活&子育て情報を発信中。癒しは愛猫とのまったり時間です。