赤ちゃんの成長はあっという間。「おすわりができた!」と喜んでいたのも束の間、今度は家具や壁につかまって自分の力で立とうとする姿が見られるようになります。これが「つかまり立ち」です。
我が子の成長は喜ばしい一方で、「うちの子のつかまり立ちはいつからだろう?」「周りの子と比べて早くないかな?遅くないかな?」と、新たな疑問や不安を感じるママやパパも多いのではないでしょうか。
この記事では、つかまり立ちの一般的な時期や目安、安全な環境づくりのポイントを解説します。さらに、赤ちゃんの成長を見守りながらスムーズに保育園探しを進めるためのヒントもご紹介します。
目次
1. つかまり立ちは赤ちゃんの発達の一環!一般的な時期と個人差について
つかまり立ちは、赤ちゃんが自分の足で世界に踏み出すための大切なステップです。まずは、一般的な発達の目安と、気になる個人差について見ていきましょう。
1-1. つかまり立ちはいつから?発達の目安とその背景
厚生労働省の調査によると、生後9ヶ月から10ヶ月未満で約半数の赤ちゃんがつかまり立ちを始め、1歳頃には90%以上の赤ちゃんができるようになるとされています。
一般的に、赤ちゃんの運動機能は以下のような順番で発達していきます。
- 首がすわる
- 寝返りをする
- おすわりが安定する
- はいはい・ずりばいで移動する
- つかまり立ちをする
- つたい歩きをする
- ひとりで立つ
- 歩き始める
つかまり立ちは、おすわりで体幹が安定し、はいはいで腕や足の筋力がついた後に見られる自然な発達段階です。赤ちゃんが自分の意志で視点を高くし、世界を広げようとしている証拠なのです。
1-2. 6ヶ月や7ヶ月でつかまり立ちする子もいる?早めの事例と注意点
中には、生後6ヶ月や7ヶ月といった早い時期からつかまり立ちを始める赤ちゃんもいます。SNSなどで同じ月齢の子が立っているのを見ると、「うちの子もそろそろ?」と期待したり、逆に「早すぎて大丈夫?」と心配になったりするかもしれません。
発達のスピードには大きな個人差があり、早くつかまり立ちを始めること自体は問題ありません。赤ちゃんの好奇心や運動能力の高さの表れと捉えましょう。
ただし、早い時期につかまり立ちを始めた場合は、以下の点に注意が必要です。
- 転倒のリスク
まだ体のバランスを取るのが上手ではないため、転倒しやすくなります。予期せぬ事故を防ぐため、より一層の安全対策が重要です。 - 無理に促さない
赤ちゃん自身のペースが大切です。親が無理に立たせようとすると、股関節などに負担がかかる可能性があります。あくまで赤ちゃんが自発的に行うのを見守りましょう。
2. 赤ちゃんがつかまり立ちを始めるサインと環境作り
「そろそろかな?」と思ったら、赤ちゃんの行動をよく観察してみましょう。つかまり立ちの準備ができた赤ちゃんが見せるサインと、安心して挑戦できる環境作りについて解説します。
2-1. つかまり立ち前に見られる兆候とは?
赤ちゃんがつかまり立ちを始める前には、いくつかのサインが見られます。
- おすわりが安定し、両手が自由に使えるようになる
- はいはいやずりばいが上手になり、移動範囲が広がる
- ソファやローテーブルなど、高さのあるものに興味を示し、手を伸ばす
- うつ伏せの状態からお尻を高く持ち上げる(四つん這いの姿勢)
これらの仕草が見られたら、赤ちゃんがつかまり立ちに挑戦する日はもうすぐかもしれません。
2-2. 安全な環境作り:つかまり立ち時期の事故防止策
つかまり立ちを始めると、赤ちゃんの目線が高くなり、行動範囲も一気に広がります。思わぬケガや事故を防ぐために、お部屋の安全対策を見直しましょう。
対策エリア | 具体的な対策 |
---|---|
床 | ・転倒時の衝撃を和らげるジョイントマットやクッションマットを敷く ・滑りやすいラグやカーペットは固定するか、一時的に片付ける |
家具 | ・テーブルや棚の角にコーナーガードを取り付ける ・赤ちゃんがつかまっても倒れないよう、不安定な家具は固定する ・引き出しや扉にストッパーを付ける |
手の届く範囲 | ・誤飲の危険がある小さな物(タバコ、薬、電池、アクセサリーなど)は、絶対に手の届かない場所に保管する ・ティッシュやウェットティッシュなども、赤ちゃんが口に入れてしまう可能性があるので注意する ・観葉植物の中には、赤ちゃんにとって有毒なものもあるため、置き場所に注意する |
その他 | ・コンセントにカバーを取り付ける ・炊飯器や電気ポットなど、蒸気が出る家電製品に触れないようにする ・キッチンや階段など、危険な場所にはベビーゲートを設置する |
3. 赤ちゃんがつかまり立ちしない場合に考えたいこと
周りの赤ちゃんと比べて「うちの子はまだつかまり立ちしない」と、不安に感じることもあるかもしれません。そんな時に心に留めておきたいことをお伝えします。
3-1. 個人差が大きいつかまり立ち:焦らないための心構え
赤ちゃんの成長は、一人ひとり全く違います。慎重な性格の赤ちゃんもいれば、はいはいで移動するのが楽しくて、立つことにあまり興味を示さない赤ちゃんもいます。
つかまり立ちの時期が少し遅くても、それはその子の個性です。おすわりが安定していたり、元気に動き回っていたりするなら、心配しすぎる必要はありません。他の子と比べるのではなく、昨日より今日、できるようになったことを見つけて褒めてあげましょう。赤ちゃんのペースを信じて、ゆったりとした気持ちで見守ることが大切です。
3-2. 医師に相談すべきタイミングは?専門家から得られるアドバイス
ほとんどの場合は個人差の範囲内ですが、もし気になることがある場合は、専門家に相談することで安心できます。以下のような様子が見られる場合は、かかりつけの小児科医や地域の保健センター、子育て支援センターなどに相談してみましょう。
- 1歳を過ぎてもつかまり立ちの兆候が全く見られない
- おすわりが不安定、またははいはいをしない
- 体の片側ばかり使うなど、動きに左右差がある
- 呼びかけへの反応が薄いなど、他の発達面でも気になることがある
専門家は多くの赤ちゃんの成長を見ています。客観的なアドバイスをもらうことで、ママやパパの不安が解消されたり、適切なサポートにつながったりします。
4. 保育園選びとつかまり立ち:育児と保活の両立を目指す
赤ちゃんの成長は、嬉しいと同時に目が離せない時期の始まりでもあります。つかまり立ちを始めた赤ちゃんのお世話をしながら、職場復帰のための保育園探し(保活)を進めるのは、本当に大変なことです。
「安全な環境で、この子の発達をしっかりサポートしてくれる保育園を見つけたい」
「でも、育児と情報収集の両立で、時間も体力も足りない…」
そんな悩みを抱えるママやパパのために、保育園選びのポイントと、忙しい中でも効率的に保活を進める方法をご紹介します。
4-1. 見学時に確認したいポイント:赤ちゃんの発達サポート環境
つかまり立ちを始めたばかりの0歳児を預ける保育園を選ぶ際は、見学時に以下のポイントを確認すると良いでしょう。
- 安全な環境か
- 0歳児クラスの床はクッション性がありますか?
家具の角など、安全対策は徹底されていますか?
赤ちゃんが安全に探索できるスペースは十分に確保されていますか? - 発達への配慮があるか
- 保育士さんは、一人ひとりの発達段階をどのように見守り、関わっていますか?
つかまり立ちやはいはいを促すようなおもちゃや遊具はありますか? - 生活面のサポートはどうか
- 離乳食は、子どもの進み具合に合わせて個別に対応してくれますか?
アレルギーへの対応はどのようになっていますか?
これらのポイントを、限られた見学時間の中で全て確認し、記録するのは簡単なことではありません。
4-2. エンクルでスムーズな保育園探し:忙しいママパパの味方
育児で忙しい中、たくさんの保育園の情報を集め、比較し、見学の予約をするのは大きな負担です。そんなママやパパの強い味方になるのが、保育園検索サイトの「エンクル」です。
エンクルを使えば、保活の様々なステップをスマートフォン一つで効率的に進めることができます。
- STEP1 園を探す
地図や地域、こだわりの条件から、希望に合う保育園を簡単に検索できます。膨大な情報の中から、候補を絞り込む時間を短縮できます。 - STEP2 園を比較する
気になる園をお気に入り登録すれば、保育時間や料金などの基本情報を一覧で比較できます。どの園が自分たちの希望に合っているか、一目でわかります。 - STEP3 園を見学予約する
条件に合う園が見つかったら、サイト上からスムーズに見学予約の手続きが可能です。電話をかける手間や時間を省けます。 - STEP4 見学日記で記録・比較・共有する
見学時に確認した内容を、エンクルの「見学日記」機能にその場で記録できます。後から冷静に見返したり、複数の園の様子を比較したりするのに役立ちます。さらに、記録した内容は専用リンクで簡単に家族と共有できるので、パートナーとの相談もスムーズに進みます。
赤ちゃんの成長というかけがえのない時間を大切にしながら、将来のための準備も着実に進めたい。エンクルは、そんなあなたのスマートな保活をサポートします。
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保活アドバイザーのもっちゃんです。小3の娘と年少の息子を育てる2児の母。保育園の転園を経験し、実体験をもとに保活&子育て情報を発信中。癒しは愛猫とのまったり時間です。