お子さんの将来を考え、「早期から英語に触れさせたい」とインターナショナル保育園やプリスクールに興味をお持ちの保護者の方も多いのではないでしょうか。しかし、名前は似ていても、その違いや特徴、費用については意外と知られていません。
「うちの子にはどっちが合っているの?」「費用はどれくらいかかる?」「日本語がおろそかにならないか心配…」
保護者の方から、このようなご相談をよくいただきます。
この記事では、多くの保護者の園選びをサポートしてきた保育の専門家として、インターナショナル保育園とプリスクールの違いから、それぞれのメリット・デメリット、費用、そして後悔しないための選び方のポイントまで、どこよりも分かりやすく徹底解説します。
この記事を読めば、あなたのお子さんとご家庭にぴったりの園を見つけるための、確かな知識が身につきます。さあ、一緒に未来の選択肢を広げていきましょう。
目次
- 1. 【結論】インターナショナル保育園とプリスクールの違いは?一覧表で比較
- インターナショナル保育園とは?
- プリスクールとは?
- 認可保育園との違いは?
- 2. インターナショナル保育園・プリスクールに通わせるメリット・デメリット
- 4つのメリット
- 3つのデメリット・注意点
- 3. 気になる費用は?インターナショナル保育園・プリスクールの料金相場
- 費用の内訳(入園金・保育料・その他)
- 年間費用のシミュレーション
- 認可保育園との費用比較
- 4. いつから通う?何歳から入園するのがベスト?
- 0歳〜2歳から通うメリット
- 3歳以降から通うメリット
- 保活はいつから始めるべき?
- 5. 後悔しない!インターナショナル保育園・プリスクールの選び方5つのポイント
- ポイント1:教育方針やカリキュラムは家庭の方針と合っているか
- ポイント2:先生の国籍や質、子どもとの関わり方
- ポイント3:英語と日本語のバランス・比率
- ポイント4:施設の安全性や衛生管理は徹底されているか
- ポイント5:通いやすさや延長保育の有無
- 6. インターナショナル保育園・プリスクールに関するよくある質問(Q&A)
- Q. 親が英語を話せなくても大丈夫ですか?
- Q. 給食やお弁当はどうなりますか?
- Q. 日本の文化や行事は経験できますか?
- Q. 卒園後の進路は、私立小学校が多いですか?
- 7. まとめ:お子さんと家庭に合った園選びを始めよう
1. 【結論】インターナショナル保育園とプリスクールの違いは?一覧表で比較
まず結論からお伝えすると、インターナショナル保育園とプリスクールの最も大きな違いは「目的」です。両者の違いを一覧表にまとめましたので、ご覧ください。
比較項目 | インターナショナル保育園 | プリスクール |
---|---|---|
目的 | 保育が中心(生活・遊びを通して英語を学ぶ) | 教育が中心(カリキュラムに沿って英語で学ぶ) |
保育時間 | 長時間(例:7:30〜18:30) | 短時間(例:9:00〜14:00) |
費用相場(月額) | 8万円〜15万円 | 5万円〜10万円(週の利用日数による) |
このように、お子さんを預けたい時間や、英語教育に何を求めるかによって、どちらが適しているかは大きく変わります。
インターナショナル保育園とは?
インターナショナル保育園とは、英語環境の中で1日を過ごす保育施設のことです。一般的に主な目的は、働く保護者のためにお子さんを預かる「保育」であり、日本の保育園と同様に、食事や午睡、自由遊びといった生活の時間が中心となります。その日常会話や活動がすべて、あるいは大半が英語で行われるのが最大の特徴です。法律上は「認可外保育施設」に分類されます。
プリスクールとは?
プリスクールとは、小学校就学前の子どもを対象とした英語の教育施設です。一般的に幼稚園や塾に近い位置づけで、英語を使って算数や音楽、アートなどのカリキュラムを学びます。保育時間は比較的短く、週に数回から通える園も多いのが特徴です。英語力だけでなく、知的好奇心や思考力を育むことを目的としています。
認可保育園との違いは?
認可保育園との最も大きな違いは、①法律上の位置づけ、②言語環境、③保育料の3点です。
- 法律上の位置づけ
インターナショナル保育園やプリスクールは、児童福祉法に基づく認可を受けていない「認可外保育施設」や「その他の施設」に分類されます。一方、認可保育園は国が定めた設置基準(施設の広さ、職員数など)をクリアし、都道府県知事などから認可を受けています。 - 言語環境
言うまでもなく、園での公用語が日本語か英語かという点が大きく異なります。 - 保育料
認可保育園の保育料は世帯収入に応じて自治体が決定します。一方、インターナショナル保育園やプリスクールの保育料は各園が独自に設定しており、比較的高額になる傾向があります。
2. インターナショナル保育園・プリスクールに通わせるメリット・デメリット
英語環境での保育には、お子さんの将来にとって大きなプラスとなる点がたくさんあります。しかし、事前に知っておくべき注意点も存在します。ここでは、メリットとデメリットの両方を客観的に見ていきましょう。
4つのメリット
1. 早期からネイティブな英語に触れられる
最大のメリットは、遊びや生活の中で自然に英語を習得できる点です。机に向かって勉強するのではなく、歌ったり、遊んだり、先生やお友達とコミュニケーションをとったりする中で、生きた英語が身についていきます。特に、日本語にはない音を聞き分ける「英語耳」が育ちやすいのは、言語の吸収力が高い幼児期ならではの利点です。
2. 国際感覚や多様性への理解が深まる
様々な国籍の先生や子どもたちと日常的に関わることで、文化や価値観の違いを肌で感じることができます。「世界には色々な人がいる」という当たり前のことを、頭ではなく心で理解し、多様性を受け入れる素地が育まれます。これは、グローバル社会で生きていく上で非常に大切な力となります。
3. 自主性や自己表現力が育まれる
海外の教育スタイルでは、子ども一人ひとりの意見や個性を尊重する傾向が強くあります。「あなたはどう思う?」と問いかけられる場面が多く、自分の考えを言葉にして伝える力が養われます。人前で物怖じせずに自分の意見をはっきりと表現できる自主性や自己表現力は、大きな財産となるでしょう。
4. 小学校以降の英語学習への抵抗が少なくなる
幼い頃から英語に親しんでいると、「英語=楽しいもの」というポジティブなイメージが定着します。そのため、小学校で本格的に英語学習が始まっても、苦手意識を持つことなく、スムーズに取り組むことができます。英語へのアドバンテージは、お子さんの自信にも繋がります。
3つのデメリット・注意点
保護者の方からよく「日本語の発達が遅れたりしないか心配…」というお声をいただきます。デメリットや注意点もしっかり理解し、対策を考えておくことが大切です。
1. 日本語能力の発達への懸念
園での生活が英語中心になるため、日本語に触れる時間が相対的に短くなります。特に語彙力や複雑な表現において、日本語の習得がゆっくりになる可能性は否定できません。この点を補うためには、家庭での日本語のサポートが不可欠です。
- 日本語の絵本の読み聞かせをたくさんする
- 親子でたくさん日本語で会話する時間を作る
- 日本のテレビ番組や歌に親しむ
といった意識的な働きかけが重要になります。
2. 一般的な保育園より費用が高い
後の章で詳しく解説しますが、インターナショナル保育園やプリスクールは、ネイティブ講師の人件費や独自のカリキュラム開発費などにより、認可保育園に比べて費用が高額になります。また、幼児教育・保育の無償化の対象外となるケースがほとんどです。
3. 卒園後の進路(小学校)の選択肢
卒園後、地域の公立小学校に進学した場合、授業スタイルや環境の違いにお子さんが戸惑ってしまう可能性があります。英語を話す機会が減ることで、せっかく身につけた英語力を維持するのが難しくなるという課題もあります。そのため、卒園生の多くがインターナショナルスクールや、英語教育に力を入れている私立小学校への進学を選択肢に入れる傾向があります。
3. 気になる費用は?インターナショナル保育園・プリスクールの料金相場
園選びにおいて、費用は最も気になるポイントの一つではないでしょうか。ここでは、具体的な費用の内訳や年間のシミュレーションを見ていきましょう。
費用の内訳(入園金・保育料・その他)
インターナショナル保育園やプリスクールにかかる費用は、主に以下の3つに分けられます。
- 入園金
- 入園時に一度だけ支払う費用です。
- 相場:10万円 〜 30万円
- 保育料(月額)
- 毎月支払う基本的な費用です。プリスクールの場合、週に何日通うかによって変動します。
- 相場:8万円 〜 15万円
- その他
- 教材費、施設維持費、給食費、スクールバス代、イベント参加費などが別途必要になる場合があります。
- 相場:年間で数万円 〜 20万円程度
年間費用のシミュレーション
上記を合計すると、年間の費用はどのくらいになるのでしょうか。一例としてシミュレーションしてみましょう。
【例:インターナショナル保育園に週5日通う場合】
- 入園金:20万円
- 保育料:12万円/月 × 12ヶ月 = 144万円
- その他費用:10万円/年
- 初年度合計:174万円
- 次年度以降合計:154万円
園や地域によって差はありますが、年間で150万円〜250万円程度を見ておくと安心です。
認可保育園との費用比較
認可保育園の保育料は、お住まいの自治体や世帯の住民税所得割額によって大きく異なります。
一方、インターナショナル保育園やプリスクールは、原則としてこの無償化制度の対象外です。ただし、自治体によっては独自の補助金制度を設けている場合もあるため、お住まいの市区町村のウェブサイトで確認してみることをおすすめします。
4. いつから通う?何歳から入園するのがベスト?
「英語教育は早い方が良いと聞くけど、何歳から始めるのがベストなの?」というご質問も多くいただきます。
結論から言うと、最適な時期はご家庭の教育方針やお子さんの個性によって異なります。しかし、年齢ごとのメリットを知っておくことで、判断の助けになります。
0歳〜2歳から通うメリット
この時期は、脳が柔軟で、聞いた音をそのまま吸収する「言語習得の黄金期」と言われています。日本語と英語の区別なく、自然に英語の音やリズム、イントネーションを身につけることができます。人見知りや場所見知りが始まる前に環境に慣れることができるというメリットもあります。
3歳以降から通うメリット
お友達と関わりたいという気持ちが芽生える時期なので、コミュニケーションツールとして英語を学ぶ意欲が高まります。集団でのルールを理解し、カリキュラムにも集中して取り組めるようになります。
保活はいつから始めるべき?
人気のインターナショナル保育園やプリスクールは、定員の空きが少ないことも珍しくありません。そのため、情報収集は妊娠中から始めるのがおすすめです。
出産後は育児で忙しくなり、なかなか時間が取れないものです。体調が安定している妊娠中期頃から、インターネットで情報収集を始め、気になる園があれば見学の予約を入れておくと、余裕を持って保活を進めることができます。
5. 後悔しない!インターナショナル保育園・プリスクールの選び方5つのポイント
たくさんの園があって、どこを比較すればいいのか迷ってしまいますよね。費用や場所だけでなく、お子さんに本当に合った園を見つけるために、見学時にぜひチェックしてほしい5つのポイントをご紹介します。
ポイント1:教育方針やカリキュラムは家庭の方針と合っているか
ひとくちにインターナショナル系といっても、その教育方針は様々です。
- のびのびと遊びながら学ぶことを重視する園
- モンテッソーリ教育など、特定の教育メソッドを取り入れている園
- 読み書きや算数など、学習要素を多く取り入れている園
ご家庭の教育方針と園の方針が一致しているかは、最も重要なポイントです。ウェブサイトやパンフレットだけでなく、見学で実際の活動の様子を見て、園長先生に直接話を聞いてみましょう。
ポイント2:先生の国籍や質、子どもとの関わり方
先生の質は、保育の質に直結します。以下の点を確認しましょう。
- 先生の国籍
ネイティブの先生だけでなく、様々な国籍の先生がいると、より多様な文化に触れられます。 - 先生の経歴や資格
日本の保育士資格や幼稚園教諭免許を持っているか、海外での幼児教育経験は豊富か。 - 子どもとの関わり方
先生たちが子ども一人ひとりの目線に合わせて、愛情を持って温かく接しているか。子どもたちが先生を信頼し、いきいきと活動しているか。
ポイント3:英語と日本語のバランス・比率
園によって、英語と日本語を使う比率は異なります。
- All English(すべて英語)の環境か
- 日本人の保育士がいて、日本語でのフォローもあるか
卒園後の進路(公立小学校か、インターナショナルスクールかなど)も考慮しながら、お子さんにとって最適な言語バランスの園を選びましょう。
ポイント4:施設の安全性や衛生管理は徹底されているか
お子さんが1日の大半を過ごす場所だからこそ、安全性は絶対に妥協できないポイントです。
- 安全対策
ドアの指はさみ防止、家具の角の保護、避難経路の確保、防犯カメラの設置など。 - 衛生管理
施設全体が清潔に保たれているか、おもちゃや備品はきれいに管理されているか。 - 園庭の有無
戸外で思い切り体を動かせる環境があるかも確認しましょう。
ポイント5:通いやすさや延長保育の有無
毎日通うことを考えると、現実的な条件の確認も欠かせません。
- アクセス
自宅からの距離、送迎のしやすさ、スクールバスの有無。 - 保育時間
保護者の勤務時間に対応できるか、延長保育や長期休暇中の預かり保育はあるか。 - 給食・お弁当
給食の有無、アレルギー対応は可能か。
6. インターナショナル保育園・プリスクールに関するよくある質問(Q&A)
最後に、保護者の方からよくいただく質問にお答えします。
Q. 親が英語を話せなくても大丈夫ですか?
A. 結論から言うと、ほとんどの場合で問題ありません。
園からの連絡事項(お便りや連絡帳アプリなど)は、日本語で対応してくれる園がほとんどです。先生との個人面談など、重要なコミュニケーションの際には通訳を介してくれる場合もあります。もちろん、簡単な挨拶など、少しでも英語でコミュニケーションを取ろうとする姿勢があれば、先生との距離も縮まりやすくなるでしょう。
Q. 給食やお弁当はどうなりますか?
A. 園によって様々です。
自園のキッチンで手作りする完全給食の園、外部の業者に委託するケータリング給食の園、完全お弁当持参の園などがあります。アレルギーをお持ちのお子さんの場合は、どこまで個別に対応してもらえるかを必ず事前に確認しましょう。
Q. 日本の文化や行事は経験できますか?
A. これも園の方針によります。
ハロウィンやクリスマス、イースターといった海外のイベントを盛大に行う園が多いですが、それに加えて、七夕、節分、ひな祭りといった日本の伝統行事をカリキュラムに取り入れている園も増えています。日本の文化も大切にしたいと考える場合は、年間行事予定などを確認してみましょう。
Q. 卒園後の進路は、私立小学校が多いですか?
A. インターナショナルスクールや、英語教育に特色のある私立・国立小学校へ進学するお子さんが多い傾向にあります。
しかし、地域の公立小学校に進学するお子さんももちろんいます。園によっては、卒園後の進路相談会などを実施している場合もありますので、気になる方は確認してみると良いでしょう。
7. まとめ:お子さんと家庭に合った園選びを始めよう
今回は、インターナショナル保育園とプリスクールの違いから、メリット・デメリット、費用、そして後悔しないための選び方までを詳しく解説しました。
- 一般的に、インターナショナル保育園は「保育」、プリスクールは「教育」が中心
- メリットは、生きた英語や多様性が身につくこと
- デメリットは、日本語能力への懸念や費用の高さ
- 費用は年間150万〜250万円が目安
- 園選びで最も大切なのは、家庭の教育方針と園の方針が合っているか
たくさんの情報がありましたが、一番大切なのは、お子さんが毎日笑顔で楽しく通えること、そしてご家庭の教育方針やライフスタイルに合っていることです。ぜひ、実際にいくつかの園を見学して、雰囲気や先生、子どもたちの様子をその目で確かめてみてください。
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