【保活中のママパパ必見】企業主導型保育園の料金は高い?保育料の相場と無償化を徹底解説

【保活中のママパパ必見】企業主導型保育園の料金は高い?保育料の相場と無償化を徹底解説

【保活中のママパパ必見】企業主導型保育園の料金は高い?保育料の相場と無償化を徹底解説

初めての保活、お疲れ様です。「企業主導型保育園」という選択肢を見つけたものの、「料金体系が複雑でよくわからない…」「認可保育園と比べて結局どっちがお得なの?」「幼児教育・保育の無償化って使えるの?」など、次々と疑問が湧いてきていませんか?

情報が多くて混乱してしまうそのお気持ち、とてもよく分かります。

ご安心ください。この記事では、保活サポートの専門家が企業主導型保育園の料金について、仕組みの基本から認可保育園との具体的な比較、分かりにくい無償化制度まで、どこよりも分かりやすく徹底解説します。

この記事を読み終える頃には、あなたの世帯にとって最適な選択肢が見え、料金への不安なく、自信を持って保育園選びを進められるようになっているはずです。

目次

1. そもそも企業主導型保育園とは?認可保育園との違い

まずは基本から押さえましょう。企業主導型保育園がどのような施設で、一般的な認可保育園と何が違うのかを解説します。

1-1. 企業主導型保育園の基本とは?

結論から言うと、企業主導型保育園とは、企業が主体となって運営する保育施設のことです。もともとは、企業の従業員が子どもを預けやすいように、働き方に応じた多様で柔軟な保育サービスを提供することを目的に、2016年度から内閣府(現:こども家庭庁)主導でスタートした事業です。

認可外保育施設の一種ではありますが、国の助成を受けているため、設置基準や職員の配置基準などは認可保育園と同等の厳しい基準が設けられています。そのため、安心して子どもを預けられる環境が整っているのが特徴です。

1-2. 運営主体・入園手続き・保育料は?認可保育園との主な違いを表で比較

企業主導型保育園と認可保育園の最も大きな違いは、「運営主体」「入園手続き」「保育料の決まり方」の3点です。一目でわかるように表で比較してみましょう。

比較項目 企業主導型保育園 認可保育園
運営主体 企業 自治体、社会福祉法人など
管轄 こども家庭庁 自治体
入園手続き 各園に直接申し込み 自治体に申し込み
利用調整 各園が選考 自治体(利用調整指数)
保育料の決まり方 各園が自由に設定 世帯の住民税所得割額で決定

このように、自治体を介さずに直接園と契約できる手軽さや、独自の基準で保育料が設定される点が、企業主導型保育園の大きな特徴と言えます。

2. 企業主導型保育園の料金相場は?保育料の決まり方を解説

次に、最も気になる企業主導型保育園の保育料について、その決まり方と具体的な相場を見ていきましょう。

2-1. 保育料は各園が自由に設定するのが基本ルール

企業主導型保育園の保育料は、認可保育園のように世帯収入で一律に決まるわけではありません。各園が独自に料金を設定できるのが基本ルールです。

そのため、立地や提供するサービス(英語教育、リトミックなど)、施設の設備などによって料金は大きく異なります。「A園は月額40,000円だけど、B園は月額55,000円」というように、園ごとに差があることを覚えておきましょう。

2-2. 【年齢別】保育料の全国平均・相場はいくら?

園によって料金は様々ですが、おおよその相場を知っておくと比較検討しやすくなります。こども家庭庁が定める標準的な利用料を参考に、全国的な保育料の平均・相場を見てみましょう。

  • 0歳児: 約37,100円/月
  • 1〜2歳児: 約37,000円/月
  • 3歳児: 約27,000円/月
  • 4歳児以上: 約23,500円/月

(出典:こども家庭庁「企業主導型保育事業費補助金実施要綱」より算出)

これはあくまで国が定める「企業主導型保育事業費補助金」の基準額(公定価格)から利用者負担額を算出したものであり、実際に保護者が支払う料金はこれより高かったり安かったりします。都市部では高くなる傾向があり、実際の相場としては月額30,000円〜60,000円程度と考えておくと良いでしょう。

2-3. 「従業員枠」と「地域枠」で料金は違うのですか?

はい、料金が異なるケースがほとんどです。企業主導型保育園には、主に2つの利用枠があります。

従業員枠
保育園を運営する企業や、共同利用の契約を結んだ企業の従業員が利用できる枠。
地域枠
従業員以外でも、地域に住んでいる人なら誰でも利用できる枠。

福利厚生の一環として従業員枠の方が地域枠よりも保育料が安く設定されている場合もあります。もし、ご自身の勤務先やパートナーの勤務先が企業主導型保育園を運営していたり、提携していたりする場合は、有力な選択肢になるでしょう。

3. 【徹底比較】企業主導型保育園と認可保育園の料金はどっちが安い?

「結局、認可保育園と比べてどっちがお得なの?」という疑問にお答えします。世帯年収によっては、企業主導型保育園の方が安くなるケースも少なくありません。

3-1. まずは知っておきたい認可保育園の保育料の決まり方(住民税所得割額)

比較の前に、認可保育園の保育料の仕組みをおさらいしましょう。認可保育園の保育料は、保護者の「住民税所得割額」の合計によって階層分けされ、自治体ごとに定められた金額が適用されます。

簡単に言うと、世帯収入が高いほど保育料も高くなる仕組みです。

3-2. 【世帯年収別】料金はこう変わる!認可保育園との比較シミュレーション表

それでは、実際にどちらが安くなるのか、エンクルが独自に調査したモデルケースで比較してみましょう。

※認可保育園の保育料は名古屋市の例(2024年度)、企業主導型保育園は全国平均(月額37,000円)として計算しています。
※あくまでモデルケースであり、実際の料金とは異なります。

世帯年収(目安) 住民税所得割額(目安) 認可保育園の保育料(月額) 企業主導型保育園の保育料(月額) 差額
約500万円 15万円 27,300円 37,000円 +9,700円
約800万円 35万円 49,100円 37,000円 -12,100円
約1,100万円 60万円 70,600円 37,000円 -33,600円

3-3. 結論!企業主導型保育園がお得になるのはこんな家庭

シミュレーションから分かる通り、世帯年収がある一定のラインを超えると、認可保育園よりも企業主導型保育園の方が保育料は安くなる傾向にあります。

特に、以下のような家庭は企業主導型保育園がお得になる可能性が高いでしょう。

  • 共働きなどで世帯年収が高い家庭
  • 認可保育園の保育料が高めに設定されている自治体にお住まいの家庭
  • 勤務先の従業員枠を利用でき、保育料の割引が受けられる家庭

4. 企業主導型保育園は幼児教育・保育の無償化の対象ですか?

はい、企業主導型保育園も幼児教育・保育の無償化の対象です。ただし、認可保育園とは少し仕組みが異なるため、注意が必要です。

4-1. 無償化の対象になる子どもの年齢と条件とは?

無償化の対象となるのは、以下の条件を満たす子どもです。

  • 3歳〜5歳児クラスのすべての子ども
  • 0歳〜2歳児クラスの住民税非課税世帯の子ども

いずれの場合も、無償化の給付を受けるためには、お住まいの自治体から「保育の必要性の認定」を受ける必要があります。

4-2. 【年齢別】無償化でいくら補助される?上限額を解説

企業主導型保育園の無償化は、利用料が全額無料になるわけではなく、利用料から一定額が補助(減額)される仕組みです。その上限額は年齢によって異なります。

  • 3歳〜5歳児: 月額37,000円まで
  • 0歳〜2歳児(住民税非課税世帯): 月額42,000円まで

例えば、3歳児で保育料が月額40,000円の園に通う場合、37,000円が補助され、差額の3,000円が自己負担となります。

4-3. 無償化を利用するための手続きはどうすればいい?

無償化を利用するためには、園に直接申し込むのではなく、お住まいの市区町村に申請し、「保育の必要性の認定」を受ける必要があります。

手続きの詳細は自治体によって異なるため、必ずお住まいの自治体の保育担当課に確認しましょう。多くの企業主導型保育園では、入園手続きの際に無償化の手続きについても案内してくれるので、園に相談してみるのも良い方法です。

5. 注意!保育料以外に「その他の費用」がかかることも

保育料の比較ばかりに目が行きがちですが、月々かかる費用は保育料だけではありません。以下の「その他の費用」も忘れずに確認しましょう。

5-1. 給食費・おやつ代

3歳児クラス以上の場合、給食費(主食費・副食費)やおやつ代は無償化の対象外となり、実費負担となります。園によって金額は異なりますが、月額5,000円〜8,000円程度が相場です。

5-2. 教材費・行事費

園独自の教育プログラムで使う教材の費用や、遠足などの行事にかかる費用が別途必要になる場合があります。入園前に年間でどのくらいの費用がかかるか確認しておくと安心です。

5-3. 延長保育料

定められた保育時間を超えて子どもを預ける場合は、延長保育料が発生します。料金体系は「1時間あたり〇〇円」「月額固定〇〇円」など園によって様々です。ご自身の働き方に合わせて、延長保育の料金もチェックしておきましょう。

6. 料金だけで決めないで!企業主導型保育園のメリット・デメリット

料金は園選びの重要な要素ですが、それだけで決めてしまうのは禁物です。企業主導型保育園ならではのメリット・デメリットを理解し、総合的に判断しましょう。

6-1. 企業主導型保育園を利用する4つのメリット

  1. 入園のハードルが比較的低い: 自治体を通さず園が直接選考するため、認可保育園のように点数で決まるわけではありません。空きがあれば比較的スムーズに入園できる可能性があります。
  2. 保護者の働き方に合わせた柔軟な対応: 土日祝の開園や夜間保育など、多様な働き方に対応した柔軟な保育サービスを提供している園が多いです。
  3. 質の高い保育や教育: 英語やプログラミング、専門講師によるリトミックなど、特色ある教育プログラムを取り入れている園も多く、質の高い保育が期待できます。
  4. きれいな施設・充実した設備: 比較的新しい施設が多く、衛生的で安全な環境が整っている傾向にあります。

6-2. 知っておきたい3つのデメリット・注意点

  1. 保育料が割高になるケースもある: 世帯収入によっては、認可保育園よりも保育料が高くなる場合があります。
  2. 園によって保育の質に差がある: 運営方針が園によって大きく異なるため、保育士の質や保育内容にばらつきがある可能性があります。
  3. 連携施設がない場合の進級問題: 0〜2歳児のみを預かる小規模な園の場合、卒園後の3歳からの預け先(連携施設)が確保されていないケースがあります。事前に確認が必要です。

7. 保活のプロが教える!あなたに合った企業主導型保育園の探し方

料金やメリット・デメリットを理解したら、いよいよ実際の園探しです。後悔しないための3つのステップをご紹介します。

7-1. STEP1:まずは希望エリアの園をリストアップしよう

まずは、自宅や職場から通える範囲にどんな企業主導型保育園があるのかを把握しましょう。自治体のホームページや、保育園検索サイトなどを活用して、候補となる園をリストアップします。

7-2. STEP2:料金や保育内容をしっかり比較検討しよう

リストアップした園のホームページを見たり、資料請求をしたりして、具体的な情報を集めます。特に以下の点は重点的にチェックし、比較表などを作って整理するのがおすすめです。

  • 保育料、その他の費用(給食費、延長保育料など)
  • 保育時間、休園日
  • 保育方針、教育プログラムの内容
  • 園庭の有無、施設の様子
  • 給食の提供方法(自園調理か、アレルギー対応の可否など)

7-3. STEP3:必ず園見学で実際の雰囲気や保育の質を確認しよう

情報収集である程度候補が絞れたら、必ず園見学に行きましょう。書類上だけでは分からない、園の実際の雰囲気、先生方や子どもたちの表情、保育の様子などを自分の目で確かめることが何よりも大切です。気になる点や不安なことは、見学の際に遠慮なく質問しましょう。

8. 企業主導型保育園の料金に関するよくある質問(Q&A)

最後に、企業主導型保育園の料金に関してよく寄せられる質問にお答えします。

8-1. Q. 兄弟で利用する場合、割引はありますか?

A. 園によります。多くの企業主導型保育園では、兄弟で同時に入園する場合、2人目以降の保育料が半額や一定額割引になる「兄弟割引」制度を設けています。しかし、これは園独自のサービスのため、制度の有無や割引率は園によって異なります。詳細は各園に直接お問い合わせください。

8-2. Q. 途中入園・退園した場合、保育料は日割りになりますか?

A. これも園の規定によります。月の途中で入園・退園した場合、在籍日数に応じて保育料を日割り計算してくれる園もあれば、1ヶ月分の料金がかかる園もあります。入園前に契約内容をしっかりと確認しておくことが重要です。

8-3. Q. 認可保育園と併願することは可能ですか?

A. はい、可能です。企業主導型保育園は自治体を通さずに直接契約するため、認可保育園の申し込みと並行して進めることができます。


今回は、複雑で分かりにくい企業主導型保育園の料金について解説しました。最後に、大切なポイントをまとめます。

  • 企業主導型保育園の保育料は、園が独自に設定するため様々。
  • 世帯収入によっては、認可保育園より安くなるケースもある。
  • 幼児教育・保育の無償化の対象だが、上限額がある点に注意が必要。
  • 料金だけでなく、保育方針や立地、雰囲気など総合的な視点で判断することが後悔しない園選びの鍵。

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