仕事への復帰を考え始めると、お子さんの預け先について気になることが増えてきますよね。特に、「保育園に夏休みはあるの?」「お盆期間はどうなるの?」といった疑問は、多くの保護者が抱える不安の一つです。
この記事では、保育園の夏休みやお盆期間の対応について、初めての保活で知っておきたいポイントを分かりやすく解説します。事前に情報を得ることで、安心して夏の計画を立てましょう。
目次
1. 保育園の夏休みはいつ?休みの期間とその特徴
まず、保育園に小学校のような長い夏休みがあるのかどうかを見ていきましょう。実は、施設の種類によって対応が大きく異なります。
1-1. 認可保育園では夏休みが基本的にない理由
認可保育園は、保護者の就労などを理由に家庭での保育が困難な子どもを預かるための児童福祉施設です。そのため、共働き家庭などをサポートするという目的から、学校のような1ヶ月単位の夏休みは基本的に設けられていません。 これは、仕事復帰を目指す保護者にとって心強いポイントです。
1-2. 認可外保育園や幼稚園との違いについて
一方で、認可外保育園やこども園(幼稚園機能を持つ施設)では、夏休み期間を設けていたり、「夏季保育」として特別なスケジュールを組んでいたりする場合があります。
施設の種類 | 夏休みの傾向 | 特徴 |
---|---|---|
認可保育園 | 基本的になし | 通常通りの保育が行われることが多い。ただし、お盆期間は縮小保育になる場合がある。 |
認可外保育園 | 園による | 独自の教育方針に基づき、夏休みを設けている園や、夏季保育期間を設けている園など様々。 |
認定こども園 | 園による | 幼稚園機能の部分で夏休みを設け、希望者向けに預かり保育(夏季保育)を実施することが多い。 |
入園を検討している園がどのタイプなのか、事前にウェブサイトなどで確認しておくことが大切です。
2. お盆休み中の保育園の対応と注意点
多くの認可保育園では夏休みはありませんが、お盆期間は通常と異なる対応になることが多いため注意が必要です。
2-1. お盆休みにも対応している保育園とは?
お盆期間中(8月13日〜16日頃)は、多くの企業が休みになるため、登園する子どもの数が減少します。このため、保育園も「希望保育」や「縮小保育」という形で運営されることが一般的です。
- 希望保育・縮小保育とは
- 事前に登園希望の有無を調査し、登園する子どもの人数に合わせて保育士を配置する体制のこと。場合によっては、系列の園と合同で保育を行うこともあります。
全く預けられないわけではありませんが、利用には事前申請が必要だったり、給食がお弁当持参になったりすることがあります。
2-2. 保育士さんのシフトや運営体制の確認方法
お盆期間中の詳しい運営体制は、入園後に園から配布される「園だより」や連絡アプリなどで案内されます。
しかし、保活中の段階で確認しておくと、入園後の生活をイメージしやすくなります。園の見学時や説明会で、お盆期間の対応について質問してみましょう。 複数の園の情報を集め、それぞれの対応を比較検討することが、ご家庭の働き方に合った園を見つけるカギとなります。
3. 夏季保育とは?その内容と活用方法
夏休み期間を設けている園や、お盆期間の希望保育で行われる「夏季保育」。具体的にはどのような活動が行われるのでしょうか。
3-1. 夏季保育で行われる特別な活動
夏季保育では、普段の保育とは少し違った、夏ならではの楽しい活動が取り入れられることが多くあります。
- プール、水遊び
- 夏祭り、縁日ごっこ
- スイカ割り
- ボディペインティング
- 自然観察(セミの抜け殻探しなど)
こうした特別な体験は、子どもの好奇心を刺激し、豊かな感性を育むきっかけにもなります。
3-2. 夏季保育の申し込み時期と注意点
夏季保育への参加は、多くの場合、事前申し込みが必要です。特に、利用料金が別途発生する場合や、定員が設けられているケースもあります。
入園を検討している園に夏季保育がある場合は、申し込み期間や料金、参加条件などを事前に確認しておくと、入園後のスケジュールや費用の見通しが立ちやすくなります。
4. 保護者として知っておくべきポイント
最後に、保育園の夏休みやお盆期間を乗り切るために、保護者として知っておきたい工夫や心構えをご紹介します。
4-1. 仕事と家庭のバランスを取るための工夫
お盆期間の縮小保育などで預け先を確保できない場合に備えて、いくつかの選択肢を考えておくと安心です。
- 夫婦で協力する
お互いの休暇を調整し、交代で子どもの面倒を見る。 - 祖父母など親族に頼る
事前に相談し、協力をお願いしておく。 - 会社の制度を確認する
夏季休暇や有給休暇の取得について確認しておく。 - 地域のサポートを利用する
自治体が運営する「ファミリー・サポート・センター」などの一時預かりサービスを調べておく。
復帰後、仕事と育児を両立するためにも、様々な選択肢を事前に検討しておくことが重要です。
4-2. 子どもの夏の健康管理も大切に
夏は、熱中症やあせも、感染症など、子どもの体調に特に気をつけたい季節です。保育園と家庭で連携し、子どもの健康を守りましょう。
- こまめな水分補給を心がける
- 涼しく過ごしやすい服装を選ぶ
- 食事や睡眠のリズムを崩さないようにする
アレルギーや離乳食の進め方など、お子さんの健康について気になる点は、園見学の際などに、園の健康管理方針や緊急時の対応についてもしっかりと確認しておきましょう。
初めての保活は分からないことばかりで不安に感じるかもしれませんが、一つひとつ情報を集めて整理していくことで、ご家庭とお子さんにぴったりの園がきっと見つかります。
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