災害はいつ、どこで起こるかわかりません。特に、幼いお子さんをお持ちの家庭では、日頃からの備えが非常に重要です。いざという時に慌てず、お子さんの安全を第一に行動できるよう、具体的な防災対策について考えていきましょう。赤ちゃんの成長段階や、お子さんの年齢に合わせた準備をすることで、より安心して災害に立ち向かうことができます。
目次
- 1. 赤ちゃんのいる家庭が災害に備えるために必要なもの
- 2. 子どもと一緒に行う防災準備のポイント
- 3. 災害時に役立つ防災グッズの選び方
- 4. 災害時に慌てないための計画と準備
- 5. いろんな保育園をリサーチして安心して預けられる場所を探そう!
1. 赤ちゃんのいる家庭が災害に備えるために必要なもの
赤ちゃんは大人と違い、自分で自分の安全を確保することができません。だからこそ、保護者の方があらかじめ必要なものを準備し、万全の体制を整えておくことが大切です。
1-1. 赤ちゃん用の防災グッズとは?何が必要かを確認しよう
最低限備えておきたい赤ちゃん用の防災グッズには、以下のようなものがあります。普段使っているものをベースに、災害時特有の状況を考慮してリストアップしましょう。
- ミルク・授乳用品
- 液体ミルクやキューブタイプの粉ミルク、使い捨て哺乳瓶や消毒用品
- 離乳食・ベビーフード
- アレルギーに配慮したもの、開封してすぐに食べられるもの
- おむつ・おしりふき
- 普段使っているサイズを多めに。消臭袋もあると便利
- 着替え・肌着
- 季節に合わせて数日分。体温調節しやすいもの
- 抱っこ紐・おんぶ紐
- 両手が空き、避難時に安全に移動できるもの
- 母子健康手帳のコピー
- 予防接種の記録やアレルギー情報など、重要な健康情報
- 常備薬・体温計
- 普段服用している薬や、赤ちゃんの体調を把握するためのもの
- ガーゼ・タオル
- 授乳時や汗を拭くためなど、多目的に使える
- おもちゃ・安心グッズ
- 避難生活で赤ちゃんが少しでも安心できるよう、お気に入りのおもちゃやタオルなど
1-2. 災害時の赤ちゃんの健康を守るための備え
災害時は衛生環境が悪化しやすく、赤ちゃんの体調管理には特に注意が必要です。
- 衛生用品の確保
- アルコール消毒液や除菌シート、ウェットティッシュは多めに準備しましょう。
- 汚れたものを入れるためのビニール袋も必須です。
- 体温調節
- おくるみやブランケット、季節に合わせた衣類で体温を適切に保てるようにしましょう。
- 水分補給
- 母乳やミルクの他に、湯冷ましやベビー用イオン飲料なども準備しておくと安心です。
- 感染症対策
- 避難所などでは感染症のリスクも高まります。可能な限り人との距離を保ち、手洗いや消毒をこまめに行いましょう。
2. 子どもと一緒に行う防災準備のポイント
少し大きくなったお子さんとは、一緒に防災について考え、準備をすることが大切です。これにより、いざという時の心構えができます。
2-1. 子どもとの避難訓練で心構えを作ろう
実際に体を動かして体験することで、子どもは災害時の行動を理解しやすくなります。
- 定期的な避難訓練
- 「地震が来たら机の下に隠れる」「火事の時は煙を吸わないように低い姿勢で逃げる」など、具体的な行動を教えましょう。
- 地域の避難訓練にも積極的に参加し、避難場所や避難経路を一緒に確認します。
- 役割分担を決める
- 「おもちゃのリュックを持つ係」「懐中電灯を持つ係」など、子どもにもできる簡単な役割を与えることで、当事者意識を持たせることができます。
- 防災クイズやゲーム
- 防災に関する知識を、クイズやゲーム形式で楽しく学ぶ機会を作りましょう。
2-2. 子連れでの避難を考慮した準備とは?
子連れでの避難は、大人だけの避難とは異なる困難が伴います。事前にしっかりとシミュレーションしておくことが重要です。
- 避難経路の確認
- ベビーカーや子どもの手を引いて安全に通行できるか、危険な箇所はないか、実際に歩いて確認しましょう。
- 複数の避難経路を想定しておくと安心です。
- 持ち物の工夫
- 子ども用の非常持ち出し袋を用意し、好きなお菓子や絵本などを入れておくと、避難生活でのストレス軽減に繋がります。
- 迷子防止のために、名前や連絡先を書いたカードを持たせておきましょう。
- はぐれた時の約束
- 万が一はぐれてしまった場合の集合場所や連絡方法を、事前に家族で話し合っておきましょう。
3. 災害時に役立つ防災グッズの選び方
防災グッズは、ただ揃えれば良いというものではありません。実際に使う場面を想定し、機能性や安全性を考慮して選ぶことが大切です。
3-1. 地震や避難時に備えるための必需品リスト
赤ちゃんや子ども用とは別に、家族全員のために備えておきたい基本的な防災グッズです。
種類 | 具体例 |
---|---|
飲料水 | 1人1日3リットルを目安に、最低3日分。長期保存可能なものが望ましい。 |
食料 | カンパン、缶詰、レトルト食品、栄養補助食品など、火を使わずに食べられるもの。最低3日分。 |
医薬品 | 救急セット(絆創膏、消毒液、ガーゼ、包帯)、常備薬、鎮痛剤、胃腸薬など。 |
衛生用品 | トイレットペーパー、ティッシュペーパー、ウェットティッシュ、生理用品、簡易トイレなど。 |
貴重品 | 現金(小銭も)、預金通帳のコピー、印鑑、健康保険証のコピー、身分証明書のコピー。 |
情報収集 | 携帯ラジオ(予備電池も)、スマートフォン、モバイルバッテリー。 |
照明器具 | 懐中電灯(予備電池も)、ヘッドライト、ランタン。 |
その他 | 軍手、ロープ、ガムテープ、ポリ袋、ライター、マッチ、使い捨てカイロ、新聞紙、筆記用具。 |
3-2. 防災グッズは何がいる?使いやすさと安全性を重視して選ぶ
防災グッズを選ぶ際は、以下のポイントを意識しましょう。
- 軽量でコンパクトなもの
- 避難時に持ち運びやすいよう、できるだけ軽量でコンパクトなものを選びましょう。
- 操作が簡単なもの
- 緊急時に慌てていても、誰でも簡単に使えるものが理想です。
- 耐久性があるもの
- 過酷な状況でも壊れにくい、耐久性のある製品を選びましょう。
- 安全性への配慮
- 特に子どもが触れる可能性のあるものは、材質や形状など安全性に配慮されたものを選びましょう。
- 定期的な点検と入れ替え
- 食料や飲料水の賞味期限、医薬品の使用期限、電池の残量などを定期的に確認し、必要に応じて入れ替えましょう。
4. 災害時に慌てないための計画と準備
災害は突然やってきます。日頃から計画的に準備を進め、家族で情報を共有しておくことが、いざという時の冷静な行動に繋がります。
4-1. 災害時の備えは普段から計画的に行おう
- 防災用品の備蓄とローリングストック
- 非常食や日用品は、普段から少し多めに買い置きし、使った分だけ買い足す「ローリングストック法」を実践しましょう。これにより、常に一定量の備蓄を確保でき、期限切れも防ぎやすくなります。
- 家族防災会議
- 定期的に家族で集まり、災害時の連絡方法、避難場所、役割分担などを話し合いましょう。お子さんも交えて、分かりやすい言葉で説明することが大切です。
- 家具の固定
- 地震による家具の転倒を防ぐため、タンスや本棚などを固定器具で壁に固定しましょう。ガラスには飛散防止フィルムを貼るなどの対策も有効です。
4-2. 地震や避難準備は地域情報も参考にするべき
お住まいの地域によって、災害のリスクや避難に関する情報は異なります。
- ハザードマップの確認
- 自治体が発行しているハザードマップで、自宅周辺の洪水、土砂災害、津波などの危険箇所や、指定避難場所を確認しましょう。
- 避難所の情報収集
- 避難所の場所だけでなく、ペットの同伴が可能か、授乳やおむつ替えスペースがあるかなど、子連れ避難に必要な情報を事前に調べておくと安心です。
- 地域の防災訓練への参加
- 地域の防災訓練に参加することで、実際に避難経路を歩いたり、防災設備の使い方を学んだりできます。また、近隣住民との顔の見える関係づくりも、いざという時の助け合いに繋がります。
5. いろんな保育園をリサーチして安心して預けられる場所を探そう!
災害への備えも、お子様にとって安全で安心な環境を選ぶことも、親御さんにとっては大切な準備です。日々の生活の基盤となる保育園選びも、万が一の事態を考えれば、防災対策と同じくらい慎重に行いたいものですね。お子様が毎日を安全に、そして楽しく過ごせる保育園を見つけることは、何よりも大切なことです。
5-1. 保育園探しから申し込みまで「エンクル」で簡単に
「エンクル」 は、保育園や幼稚園を検索して、お子様(0歳〜5歳)に合った園を見つけ、保活をスムーズに進めるためのサービスです。園探しから入園申込まで、エンクルがお手伝いします。
- STEP1 園を探す
- 地図や地域から希望の条件に合わせて園を探すことができます。
- STEP2 園を比較する
- お気に入り登録した園は、カンタンに比較できます。
- STEP3 園を見学予約する
- 条件に合う園が見つかったら、エンクルサイトの園ページから予約の手続きができます。
- STEP4 園を見学する
- 見学時は、後で見返せるようにエンクルサイトの「見学日記」に園のことを記録できます。
- STEP5 比較・共有する
- 見学日記に記録した内容は、エンクルサイトの比較ページで見返したり、専用リンクで家族にシェアできます。
- STEP6 園を決定する
- 比較した園から申し込みを行い決定します。
災害時だけでなく、日常からお子様が安心して過ごせる環境を整えるために。エンクルを使って、あなたとお子様にぴったりの保育園を見つけてください。
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