新生児の初めての外気浴:いつから?方法は?疑問を解消して赤ちゃんと健やかな時間を

新生児の初めての外気浴:いつから?方法は?疑問を解消して赤ちゃんと健やかな時間を

新生児の初めての外気浴:いつから?方法は?疑問を解消して赤ちゃんと健やかな時間を

生まれたばかりの赤ちゃんとの生活が始まり、新しい発見と喜びに満ちた毎日をお過ごしのことと思います。赤ちゃんの健やかな成長のために、何かできることはないかと情報を集めている方もいらっしゃるのではないでしょうか。その一つとして「外気浴」があります。ここでは、新生児の外気浴について、その目的や始め方、注意点などを分かりやすく解説します。

目次

1. 外気浴とは? 赤ちゃんにとってどんないいことがあるの?

外気浴という言葉は聞いたことがあるけれど、具体的にどんなものか、どんなメリットがあるのか気になりますよね。

外気浴の基本的な目的
外気浴とは、赤ちゃんが外の空気に触れることです。ずっと室内で過ごすのではなく、外の新鮮な空気や自然の音、光などを感じることで、赤ちゃんの五感を優しく刺激します。
外気浴で期待できること
  • 気分のリフレッシュ:外の空気に触れることで、赤ちゃんだけでなく、お世話をするお母さんやお父さんの気分転換にもなります。
  • 生活リズムの形成サポート:日中の活動と夜の睡眠の区別がつきやすくなり、生活リズムを整えるきっかけになることがあります。
  • ゆるやかな環境への適応:少しずつ外の環境に慣れることで、お出かけへのステップにもなります。

1-1. ちょっと待って、「日光浴」とは違うの?

よく似た言葉に「日光浴」がありますね。この二つは目的が少し異なります。

外気浴
主に外の新鮮な空気に触れることが目的です。必ずしも直射日光を浴びる必要はありません。
日光浴
太陽の光を浴びることで、体内でビタミンDが作られるのを助けることが主な目的です。ただし、新生児期には積極的な日光浴は推奨されておらず、外気浴の際に間接的に光を感じる程度で十分とされています。

2. 新生児の外気浴、いつからどうやって始める? 安全に進めるためのポイント

初めての外気浴は、いつから、どのように始めたらよいか迷いますよね。焦らず、赤ちゃんの様子を見ながら進めましょう。

2-1. STEP1: いつから始める?

一般的に、生後1ヶ月を過ぎた頃、1ヶ月健診で医師の許可を得てから始めるのが目安です。
赤ちゃんの首がすわる前でも、抱っこやベビーカーで安全に配慮すれば可能です。

2-2. STEP2: どんな準備が必要?

服装
その日の気温や天候に合わせて調整します。基本的には大人より1枚少ないか、同じくらいが目安ですが、体温調節が未熟なので、脱ぎ着させやすい服装が良いでしょう。

  • 春・秋
    肌着に薄手のウェア、必要に応じておくるみや薄手のカーディガン。

  • 通気性の良い肌着や薄手のウェア。日差しが強い時間帯は避けましょう。

  • 肌着、ウェア、そして暖かいおくるみやカバーオール、帽子などでしっかり防寒します。ただし、着せすぎによる汗冷えにも注意が必要です。
持ち物(短時間なら不要な場合も)
  • ガーゼハンカチ
  • おむつ、おしりふき(念のため)
  • 日よけグッズ(帽子、ベビーカーの日よけなど)

2-3. STEP3: どうやって進める?

1. 場所を選ぶ
最初は自宅のベランダや窓を開けて、外の空気を取り込むことから始めると安心です。慣れてきたら、お庭や近所の静かな公園など、人混みを避けられる場所を選びましょう。

2. 時間帯を選ぶ
気候の良い日の午前中、10時から14時くらいの間で、日差しが強すぎない時間帯がおすすめです。赤ちゃんの機嫌が良い時を選びましょう。

3. 時間と頻度
最初は5分程度の短い時間からスタートします。赤ちゃんの様子を見ながら、少しずつ時間を延ばしていきます。毎日必ず行う必要はありません。天候や赤ちゃんの体調、お母さんの都合に合わせて、無理のない範囲で行いましょう。

 注意点

  • 直射日光が長時間当たらないように注意しましょう。特に夏場は日差し対策を忘れずに。
  • 風が強い日や、雨の日、気温が極端に低い日・高い日は避けましょう。
  • 赤ちゃんの顔色や機嫌を常に確認し、少しでも様子がおかしければすぐに中止して室内へ戻りましょう。

3. 新生児の日光浴について:知っておきたいこと

外気浴と関連して、日光浴についても触れておきましょう。

3-1. 日光浴、どう考えればいい?

かつてはビタミンD生成のために日光浴が推奨されていましたが、現在は新生児期に積極的な日光浴は必要ないと考えられています。母乳栄養の赤ちゃんはビタミンDが不足しがちと言われることもありますが、その場合は医師に相談し、必要であればビタミンDサプリメントの利用などを検討します。
外気浴の際に、木陰などで間接的に光を感じる程度で十分です。

3-2. 「ガラス越しの日光浴」って効果あるの?

よく「窓際で日光浴させれば安心?」という声を聞きますが、ビタミンDの生成に必要な紫外線(UVB)の多くはガラスを透過しにくいため、ガラス越しの日光浴ではビタミンD生成の効果はあまり期待できません。

4. 外気浴に関するQ&A:こんな時どうする?

Q. 天気が悪い日はどうすればいい?
無理して外に出る必要はありません。窓を開けて部屋の空気を入れ替えるだけでも、赤ちゃんにとっては新鮮な刺激になります。
Q. PM2.5や花粉が気になる日は?
空気清浄機を活用したり、窓を開ける時間を短くしたりするなどの工夫をしましょう。数値が高い日は無理せず、室内で過ごすのが安心です。
Q. 外出先でも外気浴はできる?
もちろん可能です。公園の木陰や、静かな場所で少しの時間、外の空気に触れさせてあげるのも良いでしょう。ただし、長時間の外出は赤ちゃんに負担がかかることもあるので、月齢や体調を考慮してください。

5. 外気浴は親子のふれあいの時間:赤ちゃんと一緒に楽しもう

外気浴は、赤ちゃんの健康のためだけでなく、親子のコミュニケーションを深める大切な時間でもあります。

5-1. 赤ちゃんと一緒に楽しむ工夫

  • 話しかける
    「風が気持ちいいね」「鳥さんの声が聞こえるね」など、優しく話しかけながら行うと、赤ちゃんも安心します。
  • スキンシップ
    抱っこしながら外の景色を見せてあげたり、ベビーカーで優しく揺らしてあげたりするのも良いでしょう。

5-2. 心地よい環境でリラックス

穏やかな日差し、そよ風、鳥のさえずりなど、自然を感じられる環境は、赤ちゃんだけでなく、お母さんやお父さんにとってもリラックス効果があります。
無理のない範囲で外気浴を取り入れ、赤ちゃんと一緒に心地よい時間を過ごしてくださいね。

初めての育児は、分からないことや不安なことが多いと思います。情報を上手に活用しながら、焦らず、赤ちゃんとご自身のペースで進めていくことが大切です。エンクルは、そんなお母さん・お父さんの子育てを応援しています。

 

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