赤ちゃんの服装と気温の目安を知ろう

赤ちゃんの服装と気温の目安を知ろう

赤ちゃんの服装と気温の目安を知ろう生まれたばかりの赤ちゃんは、自分で体温を調節する機能がまだ未熟です。そのため、周りの気温に合わせて大人が服装をこまめに調整してあげることがとても大切です。特に初めての育児では、どのくらい着せたら良いのか迷うことも多いでしょう。
この記事では、赤ちゃんの服装と気温の基本的な関係から、季節ごとの選び方のポイントまで、分かりやすく解説します。赤ちゃんの健やかな成長のために、適切な服装選びの参考にしてください。

目次

1. 赤ちゃんの服装と気温の関係

赤ちゃんは大人よりも皮膚が薄く、体温調節機能も未熟なため、気温の変化に敏感です。暑すぎるとあせもや脱水の原因になり、寒すぎると体調を崩しやすくなります。赤ちゃんの様子をよく観察しながら、快適に過ごせる服装を心がけましょう。

基本的な考え方として、新生児期(生後1ヶ月頃まで)は大人より1枚多め、それ以降は大人と同じか1枚少なめが目安と言われますが、赤ちゃんの個性や活動量によっても異なります。汗をかいていないか、手足が冷たすぎないかなどをこまめにチェックすることが重要です。

1. 室温25度の場合の赤ちゃんの服装選び

室温25度は、赤ちゃんにとっても比較的過ごしやすい温度です。このくらいの室温では、以下のような服装が目安となります。

  • 基本の組み合わせ
    • 短肌着 + コンビ肌着
    • 短肌着 + カバーオール(薄手の長袖または半袖)
    • ボディ肌着(半袖またはノースリーブ) + 薄手のズボン

汗をかきやすい赤ちゃんの場合は、肌着をこまめに替えてあげましょう。冷房を使用している場合は、直接風が当たらないように注意し、必要に応じて薄手の羽織ものやレッグウォーマーで調整します。

2. 気温ごとの赤ちゃんの服装目安

より具体的に、屋外の気温や室温に応じた服装の目安をみていきましょう。赤ちゃんの月齢や活動量、その日の天候によって調整してください。

気温の目安 服装の基本 ポイント
28℃以上 肌着1枚(短肌着、コンビ肌着、ボディ肌着など) 通気性の良い素材を選び、汗をかいたらこまめに着替えさせる。冷房対策も忘れずに。
25℃~27℃ 短肌着+コンビ肌着、または薄手のロンパース1枚 状況に応じて肌着のみでも。エアコンが効いている室内では薄手の羽織ものがあると安心。
20℃~24℃ 短肌着+長袖のコンビ肌着またはカバーオール 朝晩の冷え込みに注意。必要に応じてベストやおくるみで調整。
15℃~19℃ 短肌着+長袖のコンビ肌着+ベスト、または長袖のカバーオール+カーディガン 肌着を重ねたり、トレーナーなどを活用。レッグウォーマーや靴下も。
15℃未満 短肌着+長袖のコンビ肌着+厚手のカバーオールやトレーナー+アウター しっかりと重ね着をして防寒。帽子やミトン、厚手の靴下なども活用。

※上記はあくまで目安です。赤ちゃんの背中や首元を触って、汗をかいていたり冷たすぎたりしないか確認しましょう。

2. 夏の赤ちゃんの服装選び

夏の暑い時期は、特に赤ちゃんの服装に気を使います。汗をたくさんかくので、あせも対策や熱中症予防が重要です。

1. 新生児に適した夏の服装

新生児はまだ体温調節がうまくできません。しかし、夏の暑い日中に大人と同じように厚着をさせると、熱がこもりやすくなります。

  • 室内で過ごす場合
    • 基本は短肌着1枚、またはコンビ肌着1枚。
    • エアコンが効いている場合は、薄手の長袖のコンビ肌着や、短肌着の上からおくるみで調整するのも良いでしょう。
  • 素材
    • 汗をよく吸い、通気性の良い綿100%のガーゼ素材やフライス素材、天竺素材などがおすすめです。

2. 赤ちゃん用夏服の種類と特徴

夏のベビー服には様々な種類があります。それぞれの特徴を知って、シーンに合わせて選びましょう。

短肌着
汗取りのための基本的な肌着。前合わせで紐で結ぶタイプが多く、首すわり前の赤ちゃんにも着せやすいです。
コンビ肌着
短肌着と長肌着の機能を兼ね備えた肌着。股下にスナップボタンが付いていて、足の動きが活発になってもはだけにくいのが特徴です。
ボディ肌着(ロンパース肌着)
お腹が出ないように上下がつながった肌着。股下スナップでオムツ替えも楽です。ノースリーブ、半袖、長袖があります。
カバーオール(ロンパース)
肌着の上に着ることも、一枚で着ることもできる便利なベビーウェア。夏は半袖やノースリーブタイプが活躍します。
甚平・浴衣ロンパース
夏祭りやお出かけにぴったり。通気性が良く、涼しく過ごせるものが多いです。

3. 赤ちゃんが寝るときの服装について

赤ちゃんが快適な睡眠をとるためには、寝るときの服装も大切です。寝冷えや暑すぎによる不快感を防ぎましょう。

1. 赤ちゃんが快適に眠れる服装の工夫

  • お腹を冷やさない
    ロンパースタイプや、上下が分かれていても腹巻付きのパジャマなど、お腹が出ないものがおすすめです。
  • 汗対策
    汗をかきやすい頭や背中には、ガーゼタオルを敷いたり、肌着をこまめに替えたりしましょう。
  • 室温とのバランス
    寝室の温度に合わせて調整します。夏場はエアコンで室温を25~27℃程度に保ち、薄手の長袖長ズボンのパジャマや、半袖に薄手のスリーパーを組み合わせるなどが考えられます。
  • スリーパーの活用
    布団を蹴飛ばしてしまう赤ちゃんには、スリーパーが便利です。ガーゼ素材やタオル地のものなど、季節に合わせて選びましょう。

2. 新生児の寝るときの服装選びのポイント

新生児期は、日中とほぼ同じ服装で問題ありません。基本的には「短肌着+コンビ肌着」または「長袖のカバーオール」などが目安です。
SIDS(乳幼児突然死症候群)のリスクを避けるためにも、着せすぎには注意が必要です。掛け布団も軽いものを選び、顔にかからないように気をつけましょう。

4. 赤ちゃんの服装選びで大切なこと

赤ちゃんの服装選びは、見た目のかわいらしさだけでなく、赤ちゃんの健康と安全を守る上で非常に重要です。

1. 赤ちゃんの健康を守るための服装選び

  • 体温調節のサポート
    こまめに赤ちゃんの様子(汗をかいていないか、手足が冷たくないかなど)を確認し、気温に合わせて衣服を調整しましょう。
  • 素材選び
    赤ちゃんの肌はデリケートなので、肌触りが良く、通気性・吸湿性に優れた綿素材が基本です。
  • 着脱のしやすさ
    おむつ替えや着替えの頻度が高いので、前開きやスナップボタンなど、着脱しやすいデザインを選びましょう。
  • 安全性
    フードや紐などが寝ている間に首に絡まったり、ボタンなどの小さな付属品が取れて誤飲したりしないよう、安全面に配慮されたデザインを選びましょう。

2. 赤ちゃんの季節ごとの服装選びガイド

これまで見てきたように、赤ちゃんの服装は季節や気温によって大きく変わります。
春や秋は、日中と朝晩の気温差が大きいので、重ね着で調整できるようにカーディガンやベストなどの羽織ものが便利です。冬は、保温性の高い肌着やウェアを選び、室内でも暖かく過ごせるように工夫しましょう。ただし、暖房が効いた室内では着せすぎに注意が必要です。

何よりも大切なのは、常に赤ちゃんの様子をよく観察し、その子にとっての「快適」を見つけてあげることです。この記事が、皆さんの赤ちゃんとの毎日をより快適にするための一助となれば幸いです。

 

理想の保育園・幼稚園探しなら「エンクル」 検索して地図上で空き情報を一括比較!口コミや見学予約機能も。登録した希望条件でオファーも届く!

保育園探しはプロにお任せ!希望の園探しをトコトンお手伝いします!

エンクルコンシェルジュがぴったりの保育園をご紹介!

子育て情報カテゴリの最新記事