「赤ちゃんができたら、保育園のことはいつから考え始めるんだろう?」
「初めての保活、何から手をつければいいのか分からない…」
第一子の妊娠中は、喜びとともに様々な準備への期待と不安が入り混じる時期ですよね。特に共働きのご家庭では、職場復帰を見据えた保育園探し、いわゆる「保活」が大きなテーマの一つとなるでしょう。
この記事では、主に妊娠中から保活をスタートしようと考えているプレママさんに向けて、保育園選びの進め方やポイント、そして便利な情報収集のコツをご紹介します。
1. 保活はいつから始めるべき?妊娠中から準備するメリット
「保活はいつから始めるのがベスト?」これは多くのプレママさんが抱く疑問の一つです。結論から言うと、妊娠中の安定期に入ったら、少しずつ情報収集を始めるのがおすすめです。
出産後は、赤ちゃんのお世話で想像以上に忙しくなり、ゆっくりと情報を集めたり、保育園を見学したりする時間を確保するのが難しくなることも。また、人気のある保育園は早めに定員が埋まってしまうケースや、申し込み時期が限られている場合もあります。
妊娠中に保活を始めるメリット
- 精神的な余裕
- 出産前に情報収集やある程度の見通しをつけておくことで、産後の不安を軽減できます。
- 体調の良い時期を選べる
- つわりが落ち着いた安定期など、比較的体調が良い時期に、無理のない範囲で情報収集や見学を進められます。
- じっくり比較検討できる
- 時間に追われることなく、様々な保育園の情報を比較し、家庭の方針に合った園をじっくりと選ぶことができます。
- 選択肢が広がる可能性
- 早めに動き出すことで、より多くの保育園の情報を得られ、選択肢が広がる可能性があります。
- 出産後の手続きがスムーズに
- 事前に必要な情報を整理しておくことで、出産後の申し込み手続きなどをスムーズに進められます。
もちろん、体調が第一ですので、無理のない範囲で進めることが大切です。まずは情報収集から少しずつ始めてみましょう。
1-1. 妊娠中の保活の進め方:まずは情報収集からスタート
妊娠中に保活を始める場合、まずは情報収集からスタートしましょう。体調に配慮しながら、効率的に情報を集めることがポイントです。
ステップ1:住んでいる自治体の情報を確認する
- お住まいの市区町村の役所のウェブサイトや窓口で、保育園の入園案内、保育園リスト、申し込みスケジュール、選考基準などを確認しましょう。
- 認可保育園、認可外保育園、地域型保育事業など、保育施設の種類についても理解を深めておくと良いでしょう。
ステップ2:情報収集の範囲を広げる
- 保育園検索サイトやアプリを活用し、自宅や職場からの距離、保育時間、保育方針などを考慮して、候補となる保育園をリストアップします。
- 各保育園のウェブサイトで、保育理念や1日の流れ、年間行事、給食(アレルギー対応の有無など)、延長保育の有無などを確認しましょう。
ステップ3:先輩ママや地域の子育て情報を参考にする
- 子育て経験のある友人や同僚、地域のママ友などから、実際の保育園の雰囲気や評判、保活の体験談を聞いてみましょう。
- 地域の子育て支援センターやイベントなどで情報交換をするのも有効です。
情報収集の段階では、たくさんの情報に触れることになります。全てを一度に把握しようとせず、まずは「どんな保育園があるのか」「我が家にとってはどんな点が重要か」を大まかにつかむことを目標にしましょう。
1-2. 保活を妊娠中に始めることで得られる安心感
「希望の保育園に入れるかな…」「出産後に慌ただしくなるのは避けたいな…」
妊娠中に保活を始めることは、こうした不安を和らげ、精神的な安心感を得るためにも非常に有効です。
出産前に保育園に関する情報を集め、ある程度の方針を決めておくだけでも、漠然とした不安が具体的な準備へと変わり、気持ちに余裕が生まれます。特に、第一子の場合は何もかもが初めてで戸惑うことも多いはず。早めに動き出すことで、焦らずに一つ一つのステップを踏むことができます。
また、事前にいくつかの保育園を見学したり、説明会に参加したりすることで、実際の保育の様子や雰囲気を知ることができ、「ここに預けたい」と思える園に出会えるかもしれません。そうした経験は、出産後の生活をより具体的にイメージする助けとなり、前向きな気持ちで出産準備や育児に臨むことにも繋がるでしょう。
2. 初めての保育園選び:何を基準に選ぶべき?
いざ保育園を選ぼうと思っても、「何を基準に選べば良いのだろう?」と迷ってしまうのは当然のこと。特に初めての保育園選びでは、情報が多すぎて混乱してしまうこともあるかもしれません。
ここでは、保育園を選ぶ際に多くのご家庭が重視するポイントや、確認しておきたい条件についてご紹介します。
保育園選びで重視したい基本的なポイント
- 子どもの安全と健康
- 施設や遊具の安全性、衛生管理、感染症対策、SIDS(乳幼児突然死症候群)対策、アレルギー対応、怪我や急病時の対応体制など。
- 保育内容・方針
- 家庭の教育方針と合っているか。子ども一人ひとりに寄り添った保育か。遊び中心か、教育プログラムが充実しているか。戸外活動の頻度など。
- 保育士の質と人数
- 保育士の表情や子どもへの接し方、経験年数、配置基準を満たしているかなど。
- 通いやすさ
- 自宅や職場からの距離、送迎のしやすさ(駐車場・駐輪場の有無、駅からの距離など)。
- 保育時間と延長保育
- 通常の保育時間、延長保育の有無や時間帯、料金体系。早朝保育の有無など。
- 費用
- 保育料(認可・認可外で異なる)、延長保育料、その他実費(給食費、教材費、制服代など)。
- 園の雰囲気とコミュニケーション
- 園全体の明るさ、清潔感。先生や他の保護者とのコミュニケーションの取りやすさ。園からの情報提供の頻度や方法(連絡帳、アプリ、面談など)。
- 慣らし保育
- 期間や進め方、保護者の付き添いの必要性など。
これらのポイントを参考に、ご自身の家庭にとって「譲れない条件」と「できれば満たしたい条件」を整理してみましょう。
2-1. 保育園選びで確認すべき条件と特徴
基本的なポイントに加えて、各ご家庭の状況や考え方によって、さらに細かく確認しておきたい条件や、保育園ごとの特徴があります。
施設・設備に関する条件
- 園庭の有無、広さ、遊具の種類
- 室内遊戯スペースの広さ、おもちゃの種類
- 給食室の有無(自園調理か、外部搬入か)
- 午睡(お昼寝)の環境(布団持参か、レンタルかなど)
- セキュリティ対策(門の施錠、防犯カメラなど)
保育内容・プログラムの特徴
- リトミック、英語、体操などの特別プログラムの有無とその内容、頻度、費用
- 食育への取り組み
- 異年齢保育の有無
- 年間行事の内容と保護者の参加頻度
その他
- 保護者会(PTA)活動の有無や内容、負担の度合い
- 兄弟姉妹がいる場合の配慮(同時入園の可否、行事の調整など)
- 使用済みおむつの持ち帰りルール
- 持ち物(手作りが必要なものがあるかなど)
認可保育園か認可外保育園かによっても、保育料や申し込み方法、保育内容の自由度などが異なります。それぞれのメリット・デメリットを理解し、視野を広げて検討することも大切です。
2-2. 口コミやレビューの活用:実際の声を参考にする方法
保育園のウェブサイトやパンフレットだけでは分からない、実際の雰囲気や先生方の様子を知るためには、口コミやレビューが非常に参考になります。
口コミ・レビューを参考にする際のポイント
- 複数の情報源を確認する
- インターネットの口コミサイトだけでなく、地域のママ友や子育て支援センターなどで直接話を聞くなど、様々な角度から情報を集めましょう。
- 良い点・悪い点の両方を見る
- どのような点が評価され、どのような点に不満を感じているのか、具体的な内容を確認しましょう。
- 投稿時期を確認する
- 古い情報は現状と異なる場合があるため、なるべく新しい情報を参考にしましょう。
- 主観的な意見であることを理解する
- 口コミはあくまで個人の感想です。自分や自分の子どもに合うかどうかは、最終的には見学などで直接確認することが大切です。
- 具体的なエピソードに注目する
- 「先生が親身になって相談に乗ってくれた」「行事がとても楽しかった」など、具体的なエピソードは園の様子をイメージするのに役立ちます。
ただし、ネガティブな情報に過度に左右されず、一つの参考意見として捉えるようにしましょう。最終的にはご自身の目で見て、感じることが最も重要です。
3. 育休中の保活:効率的な進め方とスケジュール管理
出産後、育児休業中に本格的に保活を進める方も多いでしょう。赤ちゃんのお世話をしながらの保活は、時間的にも体力的にも制約があるため、効率的な進め方とスケジュール管理が鍵となります。
育休中の保活の一般的な流れ(例)
- 情報収集・リストアップ(出産直後~): 妊娠中に集めた情報を再確認し、最新情報にアップデート。新たに見つけた園もリストに追加。
- 見学・説明会の申し込み(生後2~3ヶ月頃~): 気になる園に連絡を取り、見学や説明会の日程を確認・予約。
- 見学・説明会への参加(生後3~6ヶ月頃~): 赤ちゃんの体調を見ながら、無理のない範囲で参加。
- 申し込み準備(各自治体の定める時期に合わせて): 必要書類の準備、記入。
- 申し込み(各自治体の定める時期): 期限内に提出。
- 結果発表・入園準備(結果通知後): 内定した場合は入園準備、保留の場合は二次募集や他の選択肢を検討。
スケジュール管理のポイント
- 自治体の申し込みスケジュール(受付期間、結果発表時期など)を最優先に確認し、逆算して計画を立てる。
- 保育園の見学は一度に詰め込みすぎず、週に1~2園程度にするなど、赤ちゃんと自身の体調を考慮する。
- 夫婦で役割分担し、協力して進める(情報収集担当、書類準備担当など)。
- スマートフォンのカレンダーアプリや保活専用アプリなどを活用し、タスクや締め切りを管理する。
3-1. 育休中に保活を進める際に注意すべきポイント
育休中に保活を進める際には、いくつか注意しておきたい点があります。
- 赤ちゃんの体調を最優先に
- 特に低月齢のうちは、赤ちゃんの体調が不安定なことも。無理なスケジュールは避け、赤ちゃんとご自身の健康を第一に考えましょう。
- 情報収集は継続的に
- 保育園の空き状況や入園条件は変動することがあります。常に最新情報をチェックするように心がけましょう。
- 書類準備は早めに
- 就労証明書など、勤務先に依頼が必要な書類は時間がかかる場合があります。早めに準備を始めましょう。
- 見学時の質問事項をまとめておく
- 限られた時間の中で効率的に情報を得るため、事前に聞きたいことをリストアップしておくとスムーズです。
- パートナーとの情報共有と協力
- 保活は夫婦共通の課題です。進捗状況や感じたことなどをこまめに共有し、協力して進めましょう。
- 第一希望だけでなく複数の選択肢を
- 希望する園に必ず入れるとは限りません。第二、第三希望の園や、認可外保育園なども視野に入れておくと安心です。
3-2. 保育園の見学や説明会に参加するタイミング
保育園の見学や説明会は、園の雰囲気や保育内容を直接知ることができる貴重な機会です。参加するタイミングは、妊娠中と育休中でそれぞれポイントがあります。
妊娠中に参加する場合
- 時期: 安定期に入り、体調が良い日を選びましょう。出産予定日が近づくと、移動が負担になることもあるため、早めの行動がおすすめです。
- メリット: 出産前に園の様子を知ることで、産後の保活のイメージがつきやすくなります。また、産後の忙しい時期に見学の時間を割かずに済む可能性があります。
- 注意点: 長時間の見学や移動は避け、無理のない範囲で。事前に園に妊娠中であることを伝え、配慮をお願いするのも良いでしょう。
育休中に参加する場合
- 時期: 赤ちゃんの首がすわる生後3~4ヶ月頃から、体調が安定してくる生後半年頃が一般的ですが、園によっては低月齢の赤ちゃん連れでも参加可能な場合があります。事前に確認しましょう。
- メリット: 実際に子どもを連れて行くことで、園の先生方が赤ちゃんにどのように接してくれるかを見ることができます。また、他の参加者(同じように保活中のママ・パパ)と情報交換できることもあります。
- 注意点: 赤ちゃんの授乳やおむつ替えの時間、ご機嫌などを考慮し、時間に余裕を持ったスケジュールを組みましょう。見学中に赤ちゃんが泣き出してしまった場合の対応なども事前に考えておくと安心です。
多くの園では、見学は平日午前中の活動時間帯に行われることが多いです。事前に予約が必要な場合がほとんどなので、気になる園が見つかったら早めに問い合わせてみましょう。
4. 子育て中のママ友との情報交換で得られる価値
保活を進める上で、インターネットや公的機関からの情報収集と並んで非常に役立つのが、子育て中のママ友との情報交換です。実際にその地域で子育てをしている、あるいは保活を経験した先輩ママからのリアルな情報は、何よりも貴重な情報源となり得ます。
ママ友との情報交換で得られるメリット
- 地域の保育園のリアルな情報
- ウェブサイトだけでは分からない、園の雰囲気、先生の人柄、保護者同士の関係、実際の行事の様子などを聞くことができます。
- 保活の体験談
- いつから何を始めたか、どんな点が大変だったか、成功談や失敗談など、具体的な体験談は非常に参考になります。
- 口コミ情報
- 近隣の小児科や公園、子育て支援施設など、保育園以外の地域の子育て情報も得られることがあります。
- 精神的な支え
- 同じように保活の悩みを抱える仲間や、経験者からのアドバイスは、精神的な支えとなり、不安を軽減してくれます。
- 新たな視点の発見
- 自分では気づかなかった保育園選びのポイントや、考えもしなかった選択肢が見つかることもあります。
4-1. ママ友との情報交換でわかる地域の保育園事情
ママ友との会話からは、公式情報だけでは得られない、より踏み込んだ「地域の保育園事情」が見えてくることがあります。
例えば、
- 「あの園は自然の中でのびのび遊ばせる方針らしいよ」
- 「〇〇保育園は先生方がベテランで、アレルギー対応も丁寧にしてくれるって聞いた」
- 「△△保育園は保護者参加の行事が多いから、仕事との両立が少し大変かも」
- 「駅前の新しい保育園、見学に行ったら設備がすごく良かった」
- 「このエリアだと、認可は激戦だけど、小規模保育なら比較的入りやすいみたい」
といった具体的な情報は、自分の家庭の方針と照らし合わせて保育園を絞り込む際に、非常に役立ちます。また、入園の選考基準のボーダーラインや、兄弟加点の有利不利など、自治体ごとの細かな「さじ加減」のような情報も、経験者だからこそ知っている場合があります。
4-2. SNSやコミュニティを利用した情報収集術
近くに気軽に話せるママ友がいない場合や、より幅広い情報を集めたい場合には、SNSやオンラインコミュニティも有効な情報収集ツールとなります。
SNS・コミュニティ活用のポイント
- 地域名や園名で検索
- 「#(地域名)保活」「#(園名)」などのハッシュタグで検索すると、関連する投稿が見つかることがあります。
- 地域の子育てグループに参加
- Facebookなどの地域限定の子育てグループや、保活情報交換を目的としたオンラインコミュニティに参加し、質問したり情報を得たりするのも良いでしょう。
- 匿名性を活かす
- 直接聞きにくいことでも、匿名性の高いSNSや掲示板なら質問しやすい場合があります。
- 情報の発信者や時期を確認
- 誰が発信している情報なのか、いつの情報なのかを確認し、情報の信頼性を見極めることが大切です。全てを鵜呑みにせず、あくまで参考情報として捉えましょう。
ただし、SNSやオンラインの情報は玉石混交です。プライバシーに配慮し、個人情報の書き込みには注意しながら、上手に活用しましょう。
5. いろんな園をリサーチしましょう!エンクルが便利です
ここまで、妊娠中からの保活の進め方や保育園選びのポイント、情報収集の方法についてお伝えしてきました。たくさんの情報を集め、比較検討し、実際に足を運んでみる…保活は本当にやることが多く、時間も手間もかかりますよね。
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初めての保活は、分からないことだらけで不安に感じることも多いと思います。エンクルが、あなたの「子どもに合った園を見つけたい」「保活をスムーズに進めたい」という思いをサポートし、納得のいく園選びの一助となれば幸いです。
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